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コーヒー抽出かす

生物の生育への効果

『コーヒー抽出かす』の効果を上手に使い分けよう!

UCCは、コーヒー抽出かすが「生物の生育にどのような影響を及ぼすか」の研究を、2009年度より近畿大学農学部作物資源生産学研究室と共同で実施しました。
その結果、コーヒー抽出かすによる2つの効果が新たに証明されました。
目的に合わせて、使い分けることができます。

効果1:雑草の生育を妨げる効果 【土にまいて約1年間】

【実験の内容】

畑の雑草を全て刈り取ってから、1m×1mの区画を作りました。

で、生えてきた雑草の量(重さ)を計測しました。

【実験の結果】

コーヒー抽出かすの『雑草の生育を妨げる効果』は1m2あたり16kgまいた区画で、約1年ほど続きました(グラフは171日目の様子)。

【抽出かすの配合の違いによる雑草の重さ(生育)の変化】コーヒーかす無し:約100g/m2 低濃度(4kg/m2):約80g/m2 高濃度(16kg/m2):約20g/m2 コーヒー抽出かすに含まれるカフェイン、ポリフェノールの効果により、コーヒー抽出かすを混ぜた畑には、雑草が生えにくくなります。効果を持続させたい場合は、続けて抽出かすをまく必要があります。

活用策:駐車場やグラウンドなどの雑草対策に(効果を継続させたい場合は、継続的に散布する)

効果2:肥えた土づくりの一助としての効果 【土にまいて約1年間以上】

【実験の内容】

コーヒー抽出かすと厩肥きゅうひを混ぜ、植物の生育について長期間、観察を行いました。

を作り、緑肥作物を2009年〜2010年の2年にわたってくりかえし栽培し、その生育を観察しました。

【実験の結果】

普通の土(抽出かすなし、厩肥なし)で育った植物の重量を100%としたとき、コーヒー抽出かすを含む土壌は、最初は植物生育阻害作用がみられたものの、時間の経過とともに、むしろ生育促進効果が認められました。

時間の経過と共に変化する理由は、コーヒーの抽出かすが、多孔質で水や空気を含みやすく、微生物が住みやすい環境を提供するためと考えられています。

【抽出かすの配合の違いによる植物の重さ(生育)の変化(普通の土を100%とする)】施用後25日〜88日(2009年) A.普通の土:約100% B.普通の土+厩肥:約140% C.普通の土+抽出かす:約10% D.普通の土+抽出かす+厩肥:約90% 施用後441日〜508日(2010年) A.普通の土:約100% B.普通の土+厩肥:約200% C.普通の土+抽出かす:約180% D.普通の土+抽出かす+厩肥:約370%

活用策:家庭菜園などの土づくりに

近畿大学 農学部 農業生産科学科 作物資源生産学研究室と共同で実施致しました。
実験の成果は日本作物学会第232回講演会にて発表

河野充晃・岩井和也・福永泰司・山根浩二・飯島盛雄 2011.コーヒー抽出残渣と有機質資材の混合施用が作物生育と土壌の化学性に及ぼす影響 日本作物学会記事 80(別2):190-191.

山根浩二・河野充晃・岩井和也・福永泰司・飯島盛雄 2011.コーヒー抽出残渣施用が雑草と緑肥作物生育に及ぼす影響 日本作物学会記事 80(別2):246-247.

Yamane et al, Field Evaluation of Coffee Grounds Application for Crop Growth Enhancement, Weed Control, and Soil Improvement. Plant Prod.Sci.17, 93-102 (2014)

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