〜 1644年 〜

コーヒーがフランスのマルセイユにP・ド・ラ・ロークによって伝わる

P・ド・ラ・ロークは、フランス大使のM・ド・ラ・エイに随行してコンスタンティノープルに赴き、その後レバント地方を旅して回りました。そして1644年にマルセイユに戻った際、コーヒーを少量持ち帰りました。また同時にトルコで使われていた陶磁器のコーヒーカップなどのコーヒーセットも持ち帰り、いずれも当時のフランスで珍品としてもてはやされたそうです。
一般の人々にコーヒーが知れ渡ったのは、1672年にパスカルというアルメニア人がパリで初めて一般の人々にコーヒーを売った時のこと。サンジェルマンの博覧会のことで、一種のブースだったといいます。トルコ人の少年たちが給仕をしたり、小さなカップを盆に載せて人ごみの中を売り歩いて、コーヒーは博覧会に訪れた人々に“小さなカップに入った美味しい黒い飲み物(プチ・ノワール)”と呼ばれて好評を博しました。
この後、パスカルはレコール河岸のヌフ橋近くにコーヒーハウスを開業しましたが、東洋風カフェは外国人か貧困階級の人々のためのもの、というイメージがあり、上流階級の人々が出入りしにくく、売り上げはいまひとつ。パスカルはやがて店をたたんで、コーヒーがひっぱりだこのロンドンへ移ってしまいました。本格的にパリ市民にコーヒーが広まるのは、純フランス風カフェの出現を待ってからになります。

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