〜 1723年 〜

フランス人、ガブリエル・ド・クリューがパリ植物園からコーヒーの苗木を西インド諸島マルティニーク島へ運ぶ

西インド諸島、メキシコ湾沿岸諸国のコーヒー栽培の発展は、フランス領マルティニーク島の歩兵大尉ガブリエル・マチュー・ド・クリューによって、苦難の末に持ち込まれた1本のコーヒーの木に起源を発しています。
……任地マルティニーク島から一時帰国していたクリューは、人々がコーヒーを飲んでいるのを見て、マルティニーク島にコーヒー栽培を伝えようと思いました。彼はコネを利用して、パリ植物園で栽培されている貴重なコーヒーの木の苗木を手に入れることに成功します。1723年、彼はこの苗木を携えて航海に望みました。しかし、当時の海洋航海は大変な難事であり、クリューらは数々の試練に見舞われることに。ある時はチュニス人の海賊に捕まりそうになり、またハリケーンに遭って危うく沈没しそうになったときもありました。彼に妬みを持つ乗客の手によって枝が折られたことも‥。さらに、途中で飲料水が乏しくなり、残りの水は配給となりました。しかしクリューは、自分に割り当てられた僅かの水をコーヒーの木に注ぎ、枯れないよう細心の注意を払いながら、任地・マルティニーク島に持ち込むことに成功しました……
この苗木が成長して生み出した種子が、アンティル諸島のみならず、西インド諸島、メキシコ湾沿岸各地のコーヒーの起源となったのです。
中南米のコーヒー栽培は、こうしてマルティニーク島を拠点として栽培地を拡大していきました。

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