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UCCコーヒー博物館


展示室1 コーヒーの始まり<起源>


コーヒーと人の出会いは、今から1000年以上も前にさかのぼります。その歴史を発見の伝説からひもとくとともに、世界中のコーヒーにまつわるエピソードを多数紹介しています。各国の文化の成熟とともに愛され続けてきた、コーヒーの歴史をぜひ感じ取ってください。

展示の見どころ

コーヒーの発見伝説

人よりも先にコーヒーを口にした動物たち

コーヒーは、いつ、誰が初めて口にしたのでしょうか?
人間がコーヒーを発見したきっかけについては、たくさんのお話が伝わっていますが、展示室1では、その中でも特に有名な2つの物語をご紹介しています。

キリスト教徒の間に伝わる伝説ではヤギが、そしてイスラム教徒に伝わる伝説では小鳥が、それぞれ人にコーヒーを教えてくれたと言い伝えられています。
コーヒー栽培の広がり

アフリカのエチオピアで自生していたコーヒーが、現在のように世界の70余りの国々で栽培されるようになった背景には、ヨーロッパ列強の植民地政策が深く関わっています。

展示室1の最後の大きなパネルでは、コーヒー栽培が、生まれ故郷のエチオピアから世界第一位の生産国ブラジルまで、どのように広まっていったのかを、3つの有名なエピソードを通してご紹介しています。
門外不出だったコーヒーの木が人々の情熱によって伝わる様子を是非ご覧ください。

イギリスのコーヒーハウス

17世紀イギリスで「ペニー大学」と呼ばれたコーヒーハウス
1652年、パスクワ・ロッセによってロンドンにコーヒーハウスが誕生しました。
コーヒーハウスは別名「ペニー大学」と呼ばれ、入場料1ペニーを払えば、身分に関係なく誰もが入店でき、備え付けの新聞や雑誌を読むことができました。
ただし当時のコーヒーハウスは女人禁制。
やがてコーヒーハウスには、同業者が集まり情報交換や商取引を行うようになります。
一例では船舶情報を共有する人々が集ったロイズコーヒーハウスは、のちにロイズ保険機構へと発展を遂げました。
ウィーンの街とらくだの餌

1683年、トルコの軍隊に占領されそうになったウィーンの街を救ったコルシツキーは、活躍のご褒美に1軒の家と、トルコ軍の残していった緑色の豆を貰い受けます。
見たこともなかったこの豆を、ウィーンの人々は“らくだの餌”だと思っていたようですが、実はこれはコーヒー豆。これを元手に「青い瓶」という喫茶店の開いたコルシツキーは、近代喫茶店の祖と言われ、今でもウィーンのコルシツキー通りには、彼の銅像が建っています。
博物館では、ウィーンにあるこの銅像のレプリカが皆様をお迎えします。

コーヒーを体験する大田蜀山人 幕臣が語る“珈琲飲用体験”

コーヒーは、1690年頃オランダ人によって長崎・出島に伝えられ、日本で初めてコーヒーを口にしたのは、出島に出入りを許された役人や遊女とされています。

幕臣の一人で狂歌、洒落本の作者としても有名な大田蜀山人は、1804年長崎奉行所に派遣された時のコーヒー飲用体験を著書の『瓊浦又綴(けいほゆうてつ)』の中で次のように綴っています。

「紅毛船にて『カウヒイ』というものを勧む、豆を黒く炒りて粉にし、白糖を和したるものなり、焦げくさくて味ふるにたえず」
つまり、コーヒーは焦げ臭くて、飲むには耐え難い、と感じたようです。

日本の街中でコーヒーが飲まれるようになるのは、明治・鹿鳴館時代の以降のこと。
時が過ぎ現在日本は、アメリカ、ドイツに次いで世界第3位のコーヒー輸入大国へとなりました。
展示室1では、コーヒー原産国のエチオピアから世界各国へと広がるコーヒー飲用の歴史を紹介しています。

映像で楽しむコーヒーの世界

エチオピアのコーヒーセレモニー(約2分)

 
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