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UCC上島珈琲株式会社

コーヒーの研究開発施設『UCC イノベーションセンター』を神戸に新設

創業85周年を機にコーヒーイノベーションの発信機能を強化4月2日(月)より稼働開始

UCC上島珈琲株式会社(本社/神戸市、資本金/10億円、社長/上島昌佐郎)は、コーヒーの研究開発施設『UCCイノベーションセンター』を、UCCグループ神戸本社敷地内に新設し、4月2日(月)より稼働を開始します。

UCCは「カップから農園まで」、すなわち、コーヒーの栽培から原料調達、研究開発、製造加工、流通、販売に至るまで一貫したコーヒーの品質保証体制を確立しています。その中で、研究開発については、1969年に開発・発売した世界初の缶コーヒーの製造工場内の品質管理部門を起点に、「中央研究所」を経て、1997年からは「R&Dセンター」と、機能拡充に取り組んできました。

日本のコーヒー消費量は、昨年(2017年)に464,686トンに達し、5年連続で過去最高水準の消費量を維持しています。このようにコーヒー人気が続く、日本市場において、その飲み方、楽しみ方は多様化しています。
こうした市場動向を背景に、UCCは、お客様の多様なニーズにお応えする研究開発力の強化を目指し、コーヒー専門に85年の永きに亘り培ってきた、知見、技術、ノウハウを神戸本社に集約し、その可能性を最大限に追求する独自の研究開発施設として『UCCイノベーションセンター』を新設します。

『UCCイノベーションセンター』では、最新テクノロジーを備えた設備のもと、味覚分析・検査や研究開発を実施し、お客様に、コーヒーの「新たなおいしさ」や「安全・安心を追求した品質」を提供していきます。また、神戸エリアに建つ、レギュラーコーヒー主力工場「UCC六甲アイランド工場」や、コーヒー専門の教育機関「UCCコーヒーアカデミー」、コーヒー文化発信施設「UCCコーヒー博物館」などのUCCグループ施設と有機的に連携し、創業地「神戸」から次代のコーヒーイノベーションの創造・発信により一層邁進していきます。

『UCCイノベーションセンター』の施設は下記の4つのエリアに分かれています。

1、製品開発エリア
製品開発担当と連動して、各種レギュラーコーヒー製品(嗜好品)・飲料製品の開発を行う。コンセプトに基づいた製品仕様や味覚の設計を行い、サンプルを試作して、工場での実製造へ向けた調整を行う。

2、試作(プラント)エリア
嗜好品:仕様の異なる4種類の小型焙煎機を使用して、様々な条件での焙煎を行う。
飲料:缶の巻締め、殺菌等の設備により、実製品と同条件での充填を行う。

3、研究エリア
コーヒーに関する基盤研究の他に、超高感度分析機器を活用したコーヒーに含まれる機能性成分の分析や、味覚センサーを活用したコーヒーとフードのマッチング等を検証する。

4、オフィスエリア

『UCCイノベーションセンター』の概要

1. 名称 UCCイノベーションセンター
2. 所在地 兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-7
3. 敷地面積 1,251㎡(建屋延べ面積1,522㎡)
4. 稼働開始日 2018年4月2日(月)
5. 沿革 1969年に開発・発売した世界初の缶コーヒー製造工場(大阪府高槻市)内の品質管理部門を起点に、「中央研究所」を経て、1997年からは「R&Dセンター」と機能拡充に取り組み、2014年に現在のイノベーションセンターへ改称
6. 業務内容 コーヒーに関する研究、新製法や新加工技術の構築、および新製品の 味覚設計や品質の評価を行う
7. 従業員数 29名(2018年4月2日現在)
8. 施設投資額 約10億円

お問い合わせ先

UCCホールディングス株式会社 広報室

〒650-8577 神戸市中央区港島中町7-7-7
<TEL> 078-304-8813 <FAX> 078-304-8878

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