おいしいコーヒーの淹れ方

コーヒー豆の選び方

おいしいコーヒーを淹れる第一歩としておさえておきたい、コーヒー(コーヒー豆)を選ぶときの考え方、ポイントをまとめました。

コーヒー(コーヒー豆)の選び方

自分好みのコーヒー豆を探すことは、コーヒーの素敵な楽しみ方のひとつです。

コーヒーは生産国や精製方法、焙煎や挽き方、ブレンドなどにより、香りや味の特徴はさまざま。
このページでは、ストレートとブレンドの違いや、豆と粉の違いなどを解説します。

「ストレート」と「ブレンド」って?

「ストレート」とは、簡単に言うと「ブラジル」や「コロンビア」など、単一の産地で収穫したコーヒー(コーヒー豆)などのこと。
産地ごとの特徴や、単品としての個性を味わうことができます。

それに対し、複数の産地のコーヒーや、焙煎度合いの異なるコーヒーを2~4種程度、混ぜ合わせたものを「ブレンド」といいます。
それぞれの良さを活かしながら配合することで、「ストレート」では出せない新しい風味を創り出すことができるのが「ブレンド」の魅力です。

お店(コーヒー専門店)で探す

自分好みのコーヒーをお店で探したい方は、コーヒー専門店や挽き売り店に行ってみましょう。
コーヒーに詳しい販売員は、豆選びのスペシャリスト。
「苦味が強いもの」「酸味が弱いもの」といったリクエストをしたり、その日の気分や飲みたいシチュエーション、合わせたい食べ物などを伝えるだけでピッタリの豆を選んでくれるかもしれません。

手はじめに、お店のオリジナルブレンドを購入してみるのも、豆選びのコツのひとつです。
オリジナルブレンドは、そのお店の味の基準やこだわりとなっていることが多いので、その味わいを基準として、「今日はもっとコクのあるものがほしい」「いつもより酸味の強いものが飲みたい」など、自分の好みの味の方向性を示したり探したりすることもできます。

味の違いを記憶するために、何種類かのコーヒーを少量ずつ買って、飲み比べしてみるのも良いでしょう。
様々な表情を見せる豆の個性を感じられたら、あなたのコーヒー選びはもっと楽しくなるはずです。

おいしいコーヒーを売っているお店とは?

どんなコーヒーを「おいしい」と感じるかは、あなたの嗜好次第ですが、大前提として、おいしいコーヒーを楽しむためには新鮮なコーヒーを手に淹れたいもの。

新鮮なコーヒーを販売しているかを見極めるためには、店頭での保存方法や扱いに気を配っているお店を選びましょう。
対面で量り売りや挽き売り店をしてくれるお店なら、コーヒー豆を入れたケースや容器がきれいかをチェックしてみるとよいかもしれません。

保存場所はきれいか まずは豆を保存するケースがきれいに保たれていること。
ケースが豆からにじみ出た油分や殻で汚れていないか、見てみましょう。
ケースの置かれている場所は適切か 豆の保存には日光が天敵。
コーヒーのケースが直射日光にさらされていないか見てみましょう。
ケースの豆の回転は早いか よく豆が売れているお店は、置いてあるコーヒーの回転が早いため、常に新鮮な豆がケース内に置かれていることになります。

「豆タイプ」と「粉タイプ」の違い

挽き売り店では、「豆」と「粉」のどちらを購入するか(豆を挽くか)聞かれます。

飲み切る期間なども考え、鮮度にこだわるならば「豆」のままがおすすめ。
コーヒーは酸素等の劣化要因にさらされることで新鮮さを失っていきます。
「粉」にしたコーヒーは、「豆」の状態より表面積が増えることで酸素に触れる部分が増え、劣化速度も速くなってしまいます。

ただし、「豆」で購入する場合は、コーヒーミルも必要になりますので、持っている器具やライフスタイルに合わせて決めると良いでしょう。

豆タイプを選ぶメリット 豆を購入すれば自分のこだわりのミルとともに、コーヒー豆を挽くときから抽出するまでのひとときを、ゆったりと楽しむことができます。
また、コーヒーが最も香りを発するのは豆を挽いた瞬間であるため、より香りを楽しめます。
粉タイプを選ぶメリット 豆をコーヒーミルで挽いたものが粉タイプです。
ドリッパーやサーバーがあれば、コーヒーミルがお手元に無くてもすぐにレギュラーコーヒーを楽しむことができます。
豆を挽く手間がなく、手軽に楽しむことができるので、コーヒー初心者や頻繁に飲む人にはおすすめです。

お店で挽いてもらう場合は、いつも使用している抽出器具を伝え、その器具にあった挽き方にしてもらいましょう。