おいしいコーヒーの淹れ方

フレンチプレス

テクニック不要でコーヒーが淹れられるフレンチプレスは、コーヒー豆の個性をしっかりと引き出してくれる抽出器具です。
フランス生まれの器具で、「コーヒープレス」「カフェプレス」などとも呼ばれています。

淹れ方の手順

■用意するもの
・コーヒー(中細挽き~粗挽き)1杯分あたり10~12g
・お湯 注ぐのは1杯分あたり160ml程度(カップの温めなどにも使うので多めに用意)
・フレンチプレス

以下も用意できると便利です。

・細口のケトル(湯沸かし機能付きドリップポットなど)
・デジタルスケール
・メジャースプーン

など

❶ 器具とカップを温めておく
フレンチプレスの筒状のガラスポット、そしてカップなどをあらかじめ湯煎して温めておきましょう。
抽出後のコーヒーが冷めてしまうのを防ぎ、淹れたとき飲みごろの温度になります。

❷ コーヒーとお湯を用意してポットへ入れる
使うコーヒーは中細挽きから粗挽き程度の粒度で。
粉を押さえる金網のフィルターは、ペーパーフィルターなどと比べて目が粗いので、コーヒー豆をミルから挽く時は細かく挽きすぎないように注意しましょう。

お湯は、沸騰した状態から鎮まり落ち着いたぐらいが適温(92~96℃)です。
ガラスポットにコーヒー粉を入れた後、お湯を注ぎますが、この時、コーヒーとお湯をしっかりなじませ、粉の乾いたところが無いようにしましょう。

❸ 抽出する
蓋をして、金網フィルターを上げた状態のまま4分ほど置いて抽出します。

❹ 注ぐ
4分経ったら、つまみを押してフィルター部分でコーヒーの粉を押し下げ、コーヒーをカップに注いで出来上がりです。

コーヒーのオイルごとしっかり抽出されるので、香りやコーヒーのもつ個性を存分に味わうことができます。
フィルターを通過した微粉が液体側に入りますが、それもまたフレンチプレスの味わいです。

■お手入れについて
フィルター部分は目詰まりしないよう、使用後はしっかりと洗浄しましょう。