
UCC上島珈琲株式会社(本社/神戸市、資本金/10億円、社長/上島豪太)は、1970年に日本で初めて発売した真空包装(VP)レギュラーコーヒーの主力アイテム『UCC オリジナルブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンドVP230g』の3品を9月1日(水)から全国でリニューアル新発売します。
UCCは、日本のコーヒーファンの期待にお応えするおいしいコーヒーをお届けするため、1933年の創業以来の永きに亘り、世界唯一の「カップから農園まで」一貫した品質保証体制のもと、常に新しいコーヒーの価値創造を目指し、たゆまぬ研究開発や技術革新を続けてきました。
その一つが日本初のVPレギュラーコーヒーの製品化であり、その発売から今年(2010年)で40周年を迎えました。
そこでUCCは、家庭用VPレギュラーコーヒーの主力3アイテム『UCC オリジナルブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンドVP230g』の更なる製品強化を目的に、原料、ブレンド配合、パッケージデザインを見直し、9月1日(水)から全国でリニューアル新発売します。
特に、今回のリニューアルでは、VPユーザーの98%が購入時に重視する、コーヒーの香りと味わいに着目し品質強化を図りました。
新しい『UCC オリジナルブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンドVP230g』の“香り”については、従来品に比べ総香気量が約110%になりました。特に香気成分の中でもあまい香りは従来品に比べ約120%になりました。
また、味わいについては、使用するコーヒー豆のおいしさを最大限に引き出すため、銘柄別に最適な焙煎度で焙煎した後にブレンドする「単品焙煎」※1を採用しました。加えて、UCCが誇るコーヒー鑑定士の経験と、R&Dセンターの理化学データを用いたシミュレーションによる焙煎並びにブレンドの技術を駆使し、マイルドでコクのある味わいを引き出しました。
更に、10月に「COP10」※2(生物多様性条約第10回目の締約国会議)が愛知県名古屋市で開催されるなど、環境や生物多様性への関心が一層高まるなかで、国際的な地球環境保全NPO団体「レインフォレスト・アライアンス※3」認証コーヒーを30%配合し、地球環境保護にも配慮しました。
UCCは、『UCC オリジナルブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンドVP230g』の展開を通して、日本のコーヒーファンのニーズに応えるコーヒーの香り・味わいを追求し、家庭用VPレギュラーコーヒー市場におけるシェア拡大を図ってまいります。
参考
※1単品焙煎
様々な産地から輸入されてきたコーヒー豆を先にブレンドして一気に焙煎する「混合焙煎」方式に対し、「単品焙煎」方式は、各産地のコーヒー豆をそれぞれの産地に適した焙煎度に設定して別々に焙煎した後にブレンドする方法。コストや時間がかかり、決して効率の良い焙煎方法ではないが、炒りムラなどがなくなり、各産地のコーヒー豆の特長を最大限に活かしたブレンドコーヒーが出来上がる。
※2COP10
「COP(Conference of the Parties)」とは、国際条約を結んだ国が集まる会議(締約国会議)のこと。多様な生き物や生息環境を守り、その恵みを将来にわたって利用するために結ばれた生物多様性条約では、第10回目の締約国会議が2010年10月に愛知県名古屋市で開催される。
「生物の多様性に関する条約(生物多様性条約:Convention on Biological Diversity)」は、ラムサール条約やワシントン条約などの特定の地域、種の保全の取組みだけでは生物多様性の保全を図ることができないとの認識から、新たな包括的な枠組みとして提案された。
国連環境開発会議(地球サミット)に先立つ1992年5月22日に採択され、リオデジャネイロ(ブラジル)で開催された同サミットおいて署名開放された。翌1993年12月29日に発効、2009年12月末現在、193の国と地域がこの条約を締結しており、日本は1993年5月に締結している。
※3レインフォレスト・アライアンス
地球環境保全にむけて、熱帯雨林の保護を目的として1987年にニューヨークを本部に設立された国際的な非営利環境保護団体で、本部が指定する基準を満たした農園がその認証を受けることができる。
熱帯雨林や野生動物をはじめ、水資源の保護、当該地域で働く従業員の労働環境向上を目指している。その活動の一環としてレインフォレスト・アライアンスの基準を満たした地域の農作物の認証を行っており、コーヒーは主要な認証対象作物となっている。
認証対象範囲は、農作物(コーヒー、バナナ、カカオ、柑橘類)、林業(木材および関連製品)、観光等。認証基準は、自然保護、耕作方法、地域社会の3部門から成り立ち、森林保護からの水質汚染、労働者の待遇、農薬・肥料の使用、廃棄物の処理まで細かく規定されている。コーヒーに関しては、原生樹木が作る樹冠(日陰)の下での栽培が生態系の維持にも役立つという認識がされ、この認識を反映した認証基準が採用されている。認証農園数は世界22ケ国、全世界生産量16.8万t(推定/2009年)
UCCでは、日本のコーヒー業界に先駆けてレインフォレスト・アライアンスの環境保護活動の考え方に賛同し、2004年2月からレインフォレスト・アライアンス認証コーヒーの販売を開始し、幅広いラインアップを取り揃えている。
『UCC オリジナルブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンドVP230g』製品概要
『UCC オリジナルブレンドVP230g』製品特長 | まろやかなコクとほろ苦さが絶妙なブレンド。 レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーを30%配合。 |
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『UCC モカブレンドVP230g』製品特長 | あまい香りとやわらかな口当たりのブレンド。 レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーを30%配合。 |
『UCC キリマンジァロブレンドVP230g』製品特長 | 上品な香り立ちのぼるマイルドテイストのブレンド。 レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーを30%配合。 |
パッケージ特長 | 「UCC」ロゴによる安心感、信頼感。 コーヒー豆のシズルによる本物感の訴求。 金色帯により高級感を演出、こだわり・嗜好性をアップ。 |
発売日 | 2010年9月1日(水) |
ケース | (230g×6袋)×4 |
希望小売価格 | オープン価格 |
販売地域及び販売チャネル | 全国の量販店を中心としたチャネル |
初年度販売目標 | 3アイテム計15万ケース |