Visionサステナビリティビジョン

コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を

CHAPTER 01 UCCが議論を重ね導いた
サステナビリティに対する
重要課題

UCCグループのサステナビリティにおける最重要課題を検討するために、まず社内外のステークホルダーに対するインタビュー、外部トレンドとリスクの分析を行い、サステナビリティにおける課題の整理を行いました。
その後、各課題を、外部ステークホルダーの皆様にとっての重要度及びUCCグループにとっての重要度をもとに、マテリアリティ・マトリックス(最重要課題のマトリックス)として整理し、執行役員によるワークショップ・議論をもとに、以下のように課題の重要度を位置づけました。

UCCグループのサステナビリティに関する重要課題

CHAPTER 02 UCCが結果を出さなければならない課題

CHAPTER1で検討した、最重要課題のマトリックスにもとづいて、UCCグループ内で優先度をあげて対応すべき課題について、検討を進めました。
その結果、まずは以下の項目に関し、他の課題よりも優先順位をあげて推進していくこととしました。

  • 森林/生物多様性を
    守る取り組み
  • 気候変動に
    対する取り組み
  • 農家の方々の生計向上に
    繋がる取り組み

CHAPTER 03 独自のフレームワークを開発し
ステークホルダーと共有することで
サステナビリティを推進する

ここまで検討を進めたUCCグループのサステナビリティ重要課題について、進むべき方向性とその目標を分かりやすくまとめたのが、サステナビリティ・フレームワークとなります。
「自然を豊かにする手助けを」と「人々を豊かにする手助けを」という2つの大きな方向性のもとに、項目毎の達成年度と達成内容を定めています。

Sustainability Framework サステナビリティ・フレームワーク

UCCグループのサステナビリティ目標とサステナビリティ基盤
  • 2040年までに
    カーボンニュートラル&
    ネイチャーポジティブアプローチ

    #気候変動 #温室効果ガス
    #生物多様性 #森林 #水

  • 2030年までに自社ブランドを
    100%サステナブルなコーヒー調達に

    #農家の生計 #トレーサビリティ #人権

  • 2030年までに健康・教育分野で
    社会に大きなインパクトを

    #健康 #教育

UCCグループのサステナビリティ目標とサステナビリティ基盤

Vision コーヒーの力で、
世界にポジティブな
変化を

コーヒーは単なる豆ではありません。

人と人、社会、自然を結びつけ、私たちを奮い立たせ、行動を起こすエネルギーや活力を与えてくれます。
コーヒーには、世界にポジティブな変化をもたらす力があります。

UCC サステナビリティ指針は、持続可能な未来に向けた私たちのロードマップです。
自然と人々が、共に豊かであり続けて欲しいという、私たちの願いです。
サステナブルな調達、健康と教育の推進、環境保全、カーボンニュートラルの実現を通じ、サステナブルビジョンの達成を目指します。

その道のりは長く険しく、自分ひとりでは前に進めないこともあります。
でも、私たちには多くの仲間がいます。
共に手を携え歩んでいくことで、人々に、社会に、自然に、ポジティブな影響をもたらすことができます。

より良い世界へ。
人、地球、コーヒーが共に栄える未来へ。

ひと粒のコーヒーから。

CHAPTER 04 UCC全体でサステナビリティに
取り組むための強固な体制

定められたサステナビリティの方向性に基づき、グループでの進捗をしっかりとガバナンスする体制を定めました。Global Sustainability Senior Committee(GSSC)に対して月次での進捗報告・課題解決のミーティングを実施。また半期に一度主要事業会社から経営報告会も実施することで、グループ全体のサステナビリティ活動の推進力を高めていきます。

UCCグループのサステナビリティに関するグローバルリーダーシップ&ガバナンス
UCCグループのサステナビリティに関するグローバルリーダーシップ&ガバナンス

UCCグループの事業の主なエリアである日本、欧州、アジアを統括する事業会社役員から構成されるシニアコミッティー。
サステナビリティに関する目標達成のため、アクション進捗を評価し、課題があれば迅速に解決し実行をリードしています。

UCCグループのサステナビリティに関するグローバルリーダーシップ&ガバナンス
JAPAN
日本エリアの統括として、グループのサステナビリティ戦略立案と目標の進捗管理および日本事業会社のアクションをリードし実行しています。
UCCE
欧州エリア統括として、欧州各国の状況を踏まえながら、欧州事業会社のサステナビリティアクションをリードし実行しています。
AP
アジアエリア統括として、アジア各国の状況を踏まえながら、アジア事業会社のサステナビリティアクションをリードし実行しています。

CHAPTER 05 UCCのバリューチェーン全体で
サステナビリティに取り組み
100%サステナブルな
コーヒー調達を実現する

生産国から消費国まで、コーヒー産業は大変広いバリューチェーンを持っています。
全てのプロセスに関わるUCCグループでは、それぞれの過程においてサステナビリティを意識した取り組みを行っています。

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  1. 01 UCCグループのコーヒーのバリューチェーン全体での生産国農園・栽培の取組み 生産国
    農園・栽培
    UCCグループによる生産国農園・栽培時のSDGsへの貢献項目

    • 直営農園(ジャマイカ・ハワイ)での環境配慮活動
    • ベレテ・ゲラ森林保全プロジェクト(エチオピア)
    • UCC品質コンテスト実施(ベトナムなど7ヶ国)
    • ルワンダJICA一村一品プロジェクト
    • ブルボンポワントゥ再生プロジェクト(レユニオン島)
    • ナチュラルハーフカフェイン「ローリナ」開発栽培(ブラジル)
  2. 02 UCCグループのコーヒーのバリューチェーン全体での原料調達の取組み 原料調達 UCCグループによる原料調達のSDGsへの貢献項目

    • 品質およびサステナブルに配慮した原料調達の推進(グローバル)
    • レインフォレスト・アライアンス、IWCA等サステナブル認証の原料調達(レインフォレスト・アライアンス:グローバル、IWCA:日本)
    • サプライヤー行動規範の実施(日本、欧州)
  3. 03 UCCグループのコーヒーのバリューチェーン全体での輸入・検査の取組み 輸入・検査 UCCグループによる輸入・検査のSDGsへの貢献項目

    • 品質検査室での鑑定士による輸入生豆全ロットの受入検査(日本)
    • 全工場受入時の生豆一袋ずつの生豆品質検査(日本)
    • 工場での各製造工程での徹底した品質チェック(グローバル)
  4. 04 UCCグループのコーヒーのバリューチェーン全体での研究・開発の取組み 研究・開発 UCCグループによる研究・開発のSDGsへの貢献項目

    • 研究部門での各種研究(グローバル)
    • コーヒー成分の健康効果の研究(グローバル)
    • 省資源包材製品製造(グローバル)
  5. 05 UCCグループのコーヒーのバリューチェーン全体での焙煎・加工の取組み 焙煎・加工 UCCグループによる焙煎・加工のSDGsへの貢献項目

    • 主要工場で「ISO14001」環境マネジメントシステム取得(日本及びアジア・欧州一部)
    • 省エネ焙煎機「アロマスターの導入」(日本)
    • 抽出後のコーヒー粉の有効活用(名刺、バイオマスボイラー、リサイクルループ等)(日本)
  6. 06 UCCグループのコーヒーのバリューチェーン全体での販売の取組み 販売 UCCグループによる販売のSDGsへの貢献項目

    • コーヒー博物館の開設(日本)
    • コーヒーアカデミー開校(日本及びアジア一部)
    • 工場見学開催(日本)
    • 中学高校教材提供(日本)
    • SDGsオンラインセミナー(日本)
    • ダイエットディスプレイカートン採用(日本)

CHAPTER 06 私たちは、人々と自然の豊かさを実現し、
より良い世界を目指します。

コーヒーは、自然の恵みであり、その生産には世界各国の様々な人々が関わっているものです。
そのため、コーヒー生産は気候変動や様々な社会的課題にも密接に関わっています。
UCCグループはサステナビリティな取り組みを推進することで、様々な課題の解決に貢献していきます。