コーヒー関連事業
「カップから農園まで」UCCグループの一環したコーヒー事業の象徴となるのが、直営農園です。1981年、日本のコーヒー業界で初めてジャマイカのブルーマウンテンエリアで農園事業を手がけ、直営農園を開設しました。その後、ハワイにも直営農園を開設し、生産地で自らコーヒーを育て、栽培段階からコーヒーの品質をコントロールしています。
世界最高級のブルーマウンテンコーヒーを日本に安定供給するため、1981年、ブルーマウンテンエリアに「UCCブルーマウンテンコーヒー直営農園」を開設し、日本のコーヒー業界で初めて直営農園経営をスタートさせました。
経験豊かなスタッフのもと一本一本大切に栽培されています。また、2008年にはカリブ海のコーヒー農園で初めて「レインフォレスト・アライアンス」認証を取得しました。
高品質のハワイコナコーヒーを自ら育て、1989年、ハワイ島コナ地区に「UCCハワイコナコーヒー直営農園」を開設し、今日まで日本市場への安定供給と消費拡大に努めています。
農園見学ツアーと焙煎体験ツアーを展開し、さらにより多くの方にハワイコナコーヒーの魅力をご理解いただけるよう、2011年には園内の売店の改装や焙煎工場の移設などを進め、「カップから農園まで」一貫したおいしいコーヒーづくりを体験できる農園として、設備の拡充を図っています。
UCCでは農事調査室の技術者が主要原産地に出向き、コーヒーの栽培状況などを調査・研究しています。
ルイ15世が愛飲したことでも知られる『ブルボンポワントゥ』。
18世紀にエチオピアが起源の品種“アラビカ種”が、海を渡ってインド洋上のフランス領ブルボン島(現:レユニオン島)に紹介されると、コーヒー栽培は隆盛を極めました。しかし、自然災害などを理由に栽培は途絶え、1942年の輸出記録を最後に歴史から姿を消しました。それから約60年が経過した1999年UCC農事調査室は、その再生にのりだし、フランスの国立研究機関と共同で研究を重ね、2007年に復活!以来、年に一度日本市場で数量限定で販売しています。
また、ブラジルでは良質なコーヒー品種を求めて産地情報を収集する中で、ブルボン種の天然の低カフェインコーヒー『Laurina®』の存在を知り、この研究開発を本格的に取り組むにあたり、2009年12月、サンパウロ州に約6.5ヘクタール(65,000㎡)の契約農園を開設し、約3万8千本の苗木の栽培を開始。コーヒー本来の自然の香りやおいしさが楽しめる低カフェインコーヒーの日本市場への拡大を目指しています。