ニュースリリース

  • 商品情報

UCC上島珈琲

天然でおいしい!通常コーヒーの半分のカフェイン含有量のコーヒー
ブラジルのサンパウロ州の契約農園で3年の歳月を経て初収穫!

『ナチュラルハーフカフェイン“Laurina®(ローリナ)”』日本初の販売開始!

UCC上島珈琲株式会社(本社/神戸市、資本金/10億円、社長/上島豪太)は、世界最大のコーヒー生産国ブラジルのサンパウロ州の契約農園で、かねてより研究開発に取り組んできた天然の低カフェインコーヒー品種『ナチュラルハーフカフェイン“Laurina®(ローリナ)”』(以下『Laurina®』)の初収穫に成功し、12月から日本市場初の販売を開始します。

コーヒーの特徴的な薬効成分であるカフェインは、「眠気覚まし」「利尿作用」「集中力や運動能力の向上」など、さまざまな効果があることが世界の医療研究機関の調査報告等で明らかにされています。しかし、一般的なコーヒー抽出液に含まれるカフェインの量は約0.06%であり、玉露等の茶類と比較するとその含有量は3分の1程度にすぎません。

それでも、体調や体質によっては、カフェイン摂取に敏感なお客様もいらっしゃることから、各メーカーでは低カフェインコーヒー(カフェインレスコーヒーを含む)を販売し、そのニーズに対応してきました。

なお、既存の低カフェインコーヒーは、生豆の段階で人工的な製法によってカフェイン成分を除去しています。そのため、コーヒー本来の香りや美味しさが十分に楽しめないという消費者の不満が顕在し、日本の低カフェインコーヒーの市場規模はコーヒー市場全体の0.3%と極めて小さいものです。

こうした日本の低カフェインコーヒー市場の動向を背景に、UCCは、カフェイン摂取に敏感なお客様にもご満足頂けるコーヒーを安定供給し、同市場の活性化を図るため、数年前から天然で良質な低カフェインコーヒー『Laurina®』の研究開発に取り組んできました。今般、その初収穫に成功し、12月から日本市場初の販売を開始する運びとなりました。

UCCの『Laurina®』の研究開発のスタートは2008年に遡ります。その発端となったのは、世界最大のコーヒー生産国ブラジルの現地駐在員が、より良質なコーヒー品種を求めてブラジル国内の産地情報を収集する中で、ブルボン種の天然の低カフェインコーヒー『Laurina®』の存在を知ったことです。その情報をもとに、ブラジルの各産地の農園を一軒一軒探訪するうちに、ミナスジェライス州南部で『Laurina®』のマザーツリーを発見しました。その後、この種子(コーヒー豆)を日本に持ち帰り、自社の研究機関(UCC R&Dセンター)で成分分析と味覚調査を実施したところ、カフェインが通常のコーヒーの半分しか含まれていないことに加え、優れた味覚特長を持つことが判明し、本格的な研究開発に着手することになりました。

UCCはこの研究開発を本格的に取り組むにあたり、2009年12月に『Laurina®』の栽培に最適な自然環境と土壌を持つサンパウロ州のサンジョゼ農園に約6.5ヘクタール(65,000㎡)の専用の契約農園を開設し、約3万8千本の苗木を植え付けました。その後、干ばつ、害虫、天候不良等の度重なる苦難に直面しましたが、長年培ってきた農事技術と現地農業研究所との連携により、これらの局面を乗り越え、今年5月に初収穫を無事迎えることができました。そして、いよいよ12月には日本市場初の『Laurina®』の製品化が実現する予定です。

UCCは、天然でおいしい低カフェインコーヒー『Laurina®』の日本市場初の製品展開を通じて、日本における低カフェインコーヒー市場を開拓するととともに、コーヒーの価値を高め、新たな需要を創出してまいります。

ナチュラルハーフカフェイン『Laurina®』の概要

正式名称 Laurina®
特長 生まれながらにしてハーフカフェインかつアラビカ種同等の良質なおいしさを有するコーヒーの品種。
カフェイン含有量 0.6%
《通常のアラビカ種(カフェイン含有量:約1.2~1.4%)の約1/2》

栽培の経緯

お問い合わせ先

UCC上島珈琲株式会社 お客様担当

<TEL> 078-304-8952
<WEB> https://www.ucc.co.jp/customer/

ニュースリリースTOPへ