UCC上島珈琲株式会社(本社/神戸市、資本金/10億円、社長/上島昌佐郎)は、小型PETコーヒー飲料市場への本格参入を目的に、『UCC群馬工場』(群馬県伊勢崎市)を新設し、2017年12月18日(月)から稼働する運びとなりました。
小型(600ml以下)PETコーヒー飲料は、直近5年間で市場規模が1.5倍に急伸し、昨年2016年の販売量は、3,020万ケースに達しました。更に、今年2017年は、各飲料メーカーが新製品を投入し、市場がより一層活性化しています。
一方、コーヒー飲料ユーザー(消費者)は、昨今のコーヒーブームを背景に、挽きたて淹れたての新鮮な香り高いレギュラーコーヒーの風味を小型PETコーヒー飲料に求める傾向にあります。
UCCは、このような市場及び消費者動向を背景に、群馬県に自社のPET飲料製品の製造工場『UCC群馬工場』の新設を進めてきました。今般、その工場内の全ての設備が完成し、PET飲料製品の製造において、「UCC滋賀工場」との東西2拠点体制が確立しました。コーヒー専業メーカーならではの差別化できる小型PETコーヒー飲料製品を全国に安定的に供給できる体制が整い、小型PETコーヒー飲料市場への本格参入を図ります。
新工場『UCC群馬工場』の3つの特長は、下記のとおりです。
1.業界最速の生産能力を有していること。
2.コーヒーの美味しさの中でも消費者が最も重視する「新鮮なコーヒーの香り」を最大限に引き出すための新製法「UCC 冷香仕込み(レイコウジコミ)」を導入していること。
3.コーヒーの美味しさを最大限に引き出す「赤城山系の天然水」を100%使用していること。
その中で、新製法「UCC 冷香仕込み」とは、鮮度を活かす3つのこだわり「(1)原料にはレギュラーコーヒーを100%使用」「(2)COLD BREW(低温水出し抽出)で贅沢にドリップ」「(3)-2℃の低温管理&無菌充填」によって、挽きたて淹れたての新鮮な香り高いレギュラーコーヒーの美味しさを、そのまま小型PETボトルに詰めた画期的な製法であり、その各製造工程における、こだわりは次のとおりです。
《『UCC群馬工場』の小型PETコーヒー飲料製品の新製法「UCC 冷香仕込み」のこだわり》
(1)原料:厳選レギュラーコーヒー100%使用し、粉砕後は-2℃の低温管理を徹底。
(2)抽出:粉砕後12時間以内に「COLD BREW(低温水出し抽出)」で贅沢にドリップ。
コーヒーの抽出に適した「赤城山系の天然水」100%使用。
(3)調合:脱酸素工程採用。瞬間殺菌。
(4)充填:「無菌充填※1」を採用。
※1 無菌充填:高温かつ短時間で殺菌した中味液を即冷却して、常温でボトルに詰める。あらかじめ、ボトルもキャップも滅菌し、さらに菌が入らないように中味液を詰めキャップをするため、非常に衛生的である。また、中味液への熱ダメージが少ないため、原料本来のフレッシュな味わいを保つことができる。常温で充填するため薄肉で軽量なボトルを使用でき、ボトルのコストや運送コストの削減も可能。
(5)容器:ペットボトルの成型をインライン化することで、容器成型から充填・包装に至るまで一貫して行う。
『UCC群馬工場』の概要
1.名称 | UCC群馬工場 |
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2.所在地 | 群馬県伊勢崎市北千木町1410-1 |
3.敷地面積 | 19,466.92m²(建屋延べ面積 29,535m²) |
4.稼働開始日 | 2017年12月18日(月) |
5.製造品目 | 清涼飲料(コーヒー、紅茶、お茶等) |
6.ライン数 | 1ライン(ペットボトルライン) |
7.生産能力 | 大型PET:能力550bpm ※業界最速 小型PET:能力720bpm *年間製造能力 約13,000千ケース |
8.従業員数 | 72名(12月末見込) ※3シフト24時間稼働 |
9.使用水 | 天然水100%使用 |
10.設備投資金額 | 約70億円 |
