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UCC上島珈琲

UCCレギュラーコーヒー製品の価格改定について

UCC上島珈琲株式会社(本社/神戸市、資本金/10億円、社長/上島昌佐郎)は、2014年11月1日からレギュラーコーヒー製品の価格を改定致します。

コーヒー生豆国際相場は、今年初から上昇基調に転じ、4月上旬には2年ぶりに1ポンドあたり220セント近くにまで急騰し、その後も180~200セントの高値圏で推移しています。

この相場高騰は、新興国が牽引してコーヒー消費量が世界的に拡大する一方で、生産国ではこの需要増に対応できる増産体制が整わないという需給のアンバランスによって、世界在庫が減少し続けていることが基礎的要因となっています。

それに加え、昨年には、中米でさび病が発生し、更に、今年は、1月~3月に世界最大の生産国ブラジルで天候不順(旱魃)が発生したことが影響しています。なお、こうした要因は早期に緩和される見通しがなく、特に、ブラジルの旱魃は来年度の収穫に影響をもたらすことから、今後もコーヒー生豆相場は高値安定もしくは更なる上昇基調に転じる場面もあり得るという観測が強まっています。

また、外国為替市場の円相場での、円安がコーヒーの調達価格を大きく押し上げています。円相場は、今月(9月)から一気に円安が進み、9月19日には、1ドル=109円を超え、前年同日比で10円以上の円安水準に達しました。この円安傾向は、今後も継続するとの見通しから、原料の全てを輸入に頼るコーヒーの調達価格に多大な影響をもたらしています。

このような「コーヒー生豆相場高」と「円安」の二重苦という深刻な状況に直面し、今年のコーヒー生豆の調達価格(円換算)は、昨年11月に比べ2倍以上に上昇しています。更に、資材やエネルギー原料の高騰といったコストアップ要因も加わり、レギュラーコーヒーの製品コストは、大幅に上昇しています。

UCCでは、高品質でおいしいコーヒーを消費者の皆様にお届けするため、コスト増加分を吸収するべく企業努力を続けてまいりましたが、現状、その範囲を超える水準にまで至ったことから、やむなく、レギュラーコーヒー製品の価格を改定させて頂くこととなりました。

家庭用レギュラーコーヒーについては、11月1日からメーカー出荷価格の改定を実施させて頂きます。その結果、小売店の実質店頭価格は25%程度上昇するものと見込んでおります。また、業務用レギュラーコーヒーについても、11月から納入価格を順次改定させて頂きます。併せて、全国の直営の挽き売りコーヒー店についても、レギュラーコーヒー主要アイテムの販売価格を改定させて頂きます。

UCCは、今後も高品質でおいしいレギュラーコーヒー製品をお届けしてまいる所存でございます。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ先

UCC上島珈琲株式会社 お客様担当

<TEL> 078-304-8952
<WEB> https://www.ucc.co.jp/customer/

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