仕事を知る / グローバル

01

メイドインジャパンの
UCCを担いで、
世界の
コーヒーマーケットに攻め入る

UCC UESHIMA COFFEE PHILIPPINES, INC. 藤本 直哉

2013年 総合職入社

UCCブランド力拡大、最大化を目的とし、現地法人であるUCCフィリピンの事業運営全般を行っています。自社工場にて、レギュラーコーヒーを業務用・家庭用向けに焙煎加工する製造部門と、それらの製品マーケティング戦略を立案から実行に移していく販売部門があり、それらに加えて、近年では、現地マーケット需要の大きいインスタントコーヒー(3in1コーヒー)の内製化・販売に注力、またUCCグループの持つグローバルシナジーを活かすべく、日本を始め、各国UCC製造品の輸入販売も強化しております。これら全てのプロセス、仕入、製造、マーケティング、販売、分析等を、マネージメント目線で、主導し管理するのが私の仕事となります。

業務用、主には外食店へのコーヒー卸販売が、ビジネスの柱であるUCCフィリピンにとって、コロナ影響のダメージは甚大で、自身も苦労しました。先行きが見通せない中、財務的に事業の立て直しをどう行うのか、変化する新たな働き方への対応、ロックダウン禍での現地社員の生活保障等、数え切れない程、現場責任者として多くの困難に直面しました。これまでのキャリアにおいて最も厳しい2020年でしたが、逆にこんな経験を出来る事が、この駐在員という仕事の面白みの一つなのかもしれません。一方で、このコロナ禍で、伸長が顕在化したビジネスチャネルも存在します。コロナ以前より、ECマーケットに高い将来性を感じ、当該分野での投資をスタートさせていた事もあり、コロナ後は更にセールスが加速、今では新たな収益基盤として構築出来た事は、大変嬉しく思っています。また、それを実現させたローカルチームの社員の皆を誇らしくもあります。

休日は、よく妻と外食に出かけています。フィリピン料理はもちろんですが、世界各国の料理を、ここフィリピンでは楽しむ事が出来ます。特に、スペイン統治が長かった影響もあり、スペイン料理のお店は、美味しい所が本当に多いですね。また、日本風居酒屋も多くありますし、食に関しては困る事がほとんどありませんね。そして、旅行が私にとっては最大のリフレッシュ方法なので、社会人になってからも、毎年10連休近くの長期休暇をとっては海外旅行をしておりました。フィリピンには、セブ島やボラカイ島をはじめとしたビーチリゾートはもちろん、多くの美しい自然が残されています。自然の中でゆったりと時間を過ごす事が好きなので、マニラから自然を求めて少し遠出したりする事もありますね。国内だけでなく、近隣のアジア諸国には、赴任中に旅行に行きたいなと、計画を立てています。

今、私は幸いにも入社する際に思い描いていた部署で働く事が出来ています。ただ、初めからグローバルな仕事を行っていた訳ではなく、それまでの国内営業時代の経験があるおかげで、より深く、今プライドを持って海外で挑戦出来ているのだと思っています。自分は全く偉そうに言える立場ではないですが、UCCの人財力は、本当にバラエティに富んでいて様々な面で学びの場があると思っています。自分のキャリアも、これまでお世話になった上司、先輩、後輩なしには実現していないと確信していますし、心底感謝もしております。学生の皆さんの中には、今後、もしかしたら、会社や配属先など、希望通りにスタートしない方もいるかもしれませんが、腐る事なく目の前の業務に邁進していれば、それを見てくれている人がいる、という事を一番伝えたいです。いつか、これを見た人と会える事を楽しみにしています。

02

海外で感じるUCCの誇り

UCC HOLDINGS PTE. LTD. / International Business Division 中間 賢太

2016年入社

シンガポールにあるGHQ(Global Headquarters)で世界各地域、各国の事業管理を業務としています。
GHQは、今後、更にUCCグループのグローバルでのシェア拡大に向けて、UCCホールディングスが日本から移る形で、2024年1月にシンガポールに設立されました。
アジア事業を軸に、欧州・豪州の経営・事業管理を行っており、国と国、地域と地域を繋げる架け橋となりながら、UCC製品・ブランドをグローバルに拡大、育成する業務推進を担っています。
そこには、製品の開発や製造からマーケティングや販売までカバーしており、家庭用、業務用、Shopに関わるところまで幅広い領域で業務をしています。

日本ではUCCをどこでも見かけることができますが、海外全体で見ると、まだその途上にいます。
海外のスーパーやコンビニ、外食店などでUCC製品を見かけたり、お客様がUCCの製品を手に取りながら会話しているのを見かけるとUCCで働いている誇りを感じます。 同時に、世界でもっとUCCのプレゼンスを向上させ、より多くの人々へ届けたい、知ってもらいたい、と思うようにもなります。
自身の業務に全力で邁進することが、世界の人々へUCCブランドを浸透させる!という思いを持ちながら業務にあたっています。

入社当初は、今ほどのアジア事業や欧州事業の確立もありませんでしたし、豪州もグループではありませんでした。
しかし、入社後、10年足らずで、著しく成長するアジア事業、海外事業で最も大きい割合を占める欧州事業、UCCグループになった豪州事業、とUCCグループは目まぐるしく世界へ羽ばたいてきていると感じています。
シンガポールに赴任するまでの4年間は日本で、日本製品の海外輸出販売の営業・企画を担っており、主に北米エリアでの事業開発等、UCCグループのグローバル拡大に貢献してきました。 これからも、既存市場でのトップシェアへの貢献、空白市場や領域での事業開発等、UCCがよりグローバルブランドに育成していけるよう挑戦していきたいと考えています。
これからUCCは世界の各市場で更なる成長を見せていくことになります。その成長過程を皆さんと共に作り上げていける日がくることを楽しみにしています。

03

ヨーロッパと日本のR&Dをつなぐ
架け橋に

UCCJ 海外管理(スペイン駐在) 松山 将太

2014年入社

欧州地域を統括するUCCヨーロッパには、スペインとフランスにR&D部門があり、私はスペインを拠点としています。ヨーロッパは日本よりもコーヒーカプセルの市場が大きく、開発に関する多くの知見が蓄積されているため、現地でその知識を学ぶことが当初の目的でした。現在は、学んだ知見を活かし、現地メンバーへの製品設計サポートや、日本の技術やノウハウの共有を行っています。また、日本のR&D部門が持つ機器分析や評価技術を活用し、ヨーロッパ製品の分析・評価を実施。その結果を基に、現地顧客への提案など営業サポートも行っています。

同じコーヒーを飲んでも、感じる風味や表現が異なる点は非常に興味深く、日本では体験できない面白さがあります。日本でも地域によって好まれる味の傾向は異なりますが、海外では食べたことのない食材や風味が出てきます。私が「〇〇な香り」と表現しても、現地メンバーには「食べたことないな」となり、当然逆も起こります。「ひまわりの種の味に似てる」と言われたときは現物を買いに行き、味を記憶しましたね。この違いは味覚設計で苦労する部分でもあります。現地の担当者と意見を出し合い、顧客が求める味に近づけていくプロセスは大きなやりがいです。そして、「顧客から承認された!」と報告を受けたときの喜びは格別ですね。

大切にしていることは、仕事に限らず、何事も「面白がる」ことです。これまで「とりあえず面白がってやってみる」を続けてきたことで、仕事の幅が広がり、人間関係も日本を超えて海外にまで広がりました。スペインでの生活と仕事を通じて、日本では気づけなかった視点を得られました。こうした経験を共有し、挑戦したいと思う人や環境を増やしていきたいと考えています。将来的には、日欧のR&D部門が協働する基盤を整え、個人間コミュニケーションを組織全体に広げることで、双方の強みを活用して、より良い成果を生み出すことを目指していきたいです。

就職活動は、さまざまな業種や仕事を知ることができる貴重な機会ですが、選択肢や情報が多く迷うこともあるかもしれません。その中で、自分が大切にしたいことを見つめなおし、企業を探してみてください。私自身、「コーヒーが好き」「コーヒーを通じて面白いことやりたい!」という思いからスタートし、UCC社員の雰囲気に魅力を感じたことが、現在のキャリアにつながっています。UCCでは、コーヒーに関わる幅広いプロセスに深く携われるだけでなく、グローバルな環境で多様な価値観を持つ人々と協力しながら挑戦できるのも大きな魅力です。自分の想いを形にできる場所をぜひ見つけてください。それが当社であれば、これほど嬉しいことはありません!

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