UCCのカプセル式コーヒーシステム「ドリップポッド」から、ルワンダの“未来”につながる商品を提案 スペシャルティコーヒーを使用した新カプセル『ルワンダ フイエマウンテン』と 廃棄予定のコーヒー豆を染料に使用したルワンダバスケットの特別なセット商品を発売

UCC上島珈琲株式会社（本社／神戸市、資本金／10億円、社長／朝田文彦）は、コーヒー豆本来の特徴を引き出した「最高の一杯」をいつでもボタンひとつで味わえるカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」より、スペシャルティコーヒー※1のみを使用した専用カプセル『ルワンダ フイエマウンテン』と、ルワンダの伝統工芸品を扱うブランド「Ruise(ルイズ) B(ビィ)」とのコラボレーションによりオリジナルバスケットとのセット商品を、4月1日（金）より数量限定で発売します。

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UCCグループは、栽培から1杯のコーヒーに至るまで、一貫したコーヒー事業をグローバルに展開しています。「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」を存在意義（パーパス）として掲げ、その実現のため、コーヒー産業の持続可能性にも配慮した独自のサステナビリティ活動に取り組んでいます。なかでもルワンダにおいては、JICA（国際協力機構）の一村一品運動※2を通じて農園の開拓から品質向上まで、生産支援を行ってきました。ドリップポッドでは、2020年に「ルワンダ フイエマウンテン」産で初めてとなる一般家庭向けの商品を取り扱い開始し、当時より収益金の一部をルワンダの灌漑施設の開発に充てるプロジェクトを継続しており、昨年5基の井戸を完成させました。SDGs（持続可能な開発目標）のNo.6「安全な水とトイレを世界中に」にも貢献しています。
また、今回セット品として販売する3種のバスケットの一つは、ドリップポッドのオリジナルデザインで、規格外のため廃棄予定であったコーヒー豆を染料として使用した特別なものです。お客様に心地よくおいしいコーヒーをお楽しみいただくことで、生産地の“未来”にポジティブな変化を与える商品です。

今回のセット品『DRIP POD Journey-Rwanda- バスケットセット』について

確かな品質に裏打ちされた日々の生活を豊かにするアイテムであるだけでなく、ルワンダの明るい未来に繋がるポジティブなメッセージをもつセット品です。
『ルワンダ フイエマウンテン』のコーヒーは、スペシャルティグレードのものを使用しており、グリーンアップルやマスカットを思わせる豊かな酸味と上品な甘い余韻、なめらかな口当たりが特徴です。収益金の一部は現地の灌漑施設の開発費用に充てられ、コーヒー産業だけではなく地域の方々の生活にも還元される取り組みを行っています。
バスケットは、ルワンダの美しく伝統的なデザインが施された、オールハンドメイド、天然素材100%のものをお届けする「Ruise B」とコラボレーションしています。生産・販売だけでなく、エデュケーションプログラムを提供するなど、女性たちの自立支援につながるエコサイクルを構築しています。今回販売する3種のルワンダバスケットのうち、「未来」については、割れがあるなどして雑味のもととなってしまうため、規格外品として廃棄予定だったコーヒー豆を、バスケットの素材であるサイザル麻の染料として使用したドリップポッドのオリジナルバスケットです。

【セット名】DRIP POD Journey-Rwanda- バスケットセット
【セット内容】
・UCC DRIP POD 『ルワンダ フイエマウンテン』×1箱（12個入り/箱）
・ルワンダバスケット（以下3種（未来※・空・握手）のいずれかから選択）
　※未来のみ、廃棄予定のコーヒー豆を染料に使用したサイザル麻を素材にしたドリップポッドのオリジナルデザイン
【販売期間】2022年4月1日（金）～　※規定数量に達し次第終了
【価格】4,840円（税込）※送料無料
【販売チャネル】公式通販サイト　UCCドリップポッドストア限定（https://drip-pod.jp/）
【特設ページ】https://drip-pod.jp/rwanda/（UCCドリップポッドストア内）
【バスケットのデザインと、デザインに込められた想い】
女性たちがひと針ずつ丁寧に編み上げるルワンダの伝統工芸品。ルワンダの伝統や平和への願いが、繊細なデザインで表現されています。　

タイトル：未来

どんな困難があっても未来に向かって乗り越えていく、というルワンダの人々の強い思いを表しています。

タイトル：空

どこまでも澄み切ったルワンダの美しい空と平和である喜びを表しています。

タイトル：絆

悲しい過去やどんな困難も人々の絆で乗り越えようと決意する、ルワンダの意志を表します。

『ルワンダ フイエマウンテン』について

（１）グリーンアップルのような明るいフルーツの風味と黒糖のような甘い余韻のある味わい

今年は例年に比べ、全体的に濃厚に仕上がりました。実付きが少なかった分旨みが凝縮され、より産地の個性が際立つ熟した印象を受ける味わいです。口に含むと感じるグリーンアップルやマスカットのような明るい酸味に加え、今年はパイナップルのような甘さも感じます。後口にはブラウンシュガーのような心地よい余韻もお楽しみいただけます。

（２）荒地から、国内有数のスペシャルティコーヒーの生産地へ

2012年にJICAの一村一品運動に参画して以来、10年間にわたり継続して農事指導を行っています。
ルワンダは国全体の標高が高く、昼夜の寒暖差やミネラル分豊富な土壌であるなど、おいしいコーヒーを生み出すポテンシャルを秘めていました。しかし、内戦後で土地は荒れ果て、人手も資金もない状態からのスタートでした。もみ殻を土に鋤き込み柔らかくしたり、草木で地表を覆い保水力を上げたりなど、土地にある素材を活用し土壌改良から着手した結果、翌年には収穫量が2倍になりました。当初荒地だったこのエリアを現地の方と共に開墾し土壌を整えるところからはじめ、現在では、ルワンダのなかでもより味わいに深みのある、品質の良いコーヒーの生産地として知られるほど有数の生産地となりました。

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（３）収益金の一部を灌漑施設（取水場）の開発に充てる「フイエマウンテンプロジェクト」について

様々な取り組みを行っていくなかで、品質改善の点で課題にあがったのが「水」でした。コーヒーの加工に清潔な水は必須条件ですが、降水量が少ないルワンダでは生活用水にも事欠き、遠く離れた水源まで数時間かけて水を汲みに行くことも珍しくありませんでした。
コーヒーの品質向上による収入のアップのみならず、コーヒー産業を下支えしてくれている地域の方々にもポジティブなことが出来ないか・・・そういった強い思いから、フイエマウンテンエリアで農園を運営し、またエリア一帯を管理するルワンダ人のパートナー達と協力し、ドリップポッドのカプセル販売など、UCCとの取引により得られた収益金の一部を、取水場の開発費用として使用する取り組み「フイエマウンテンプロジェクト」を開始しました。開発エリアの選定はルワンダのパートナーが実施し、2021年10月には農園の近くだけでなく、住宅エリアの近くなど計5か所に新たに取水場を開設することができました。このプロジェクトは、今回のカプセルはもちろん、今後も継続して取り組んでいく予定です。

関連URL

▼UCCドリップポッド　公式サイト：https://www.ucc.co.jp/drip-pod/
▼UCCドリップポッド　公式通販サイト：https://drip-pod.jp/
▼特設サイト：https://drip-pod.jp/rwanda/
▼UCCのSDGsの取り組みについて：https://www.ucc.co.jp/company/csr/country_of_origin/
▼UCCのサステナビリティ ルワンダ 持続可能なコーヒー栽培の実現について：
https://www.ucc.co.jp/company/csr/country_of_origin/rwanda.html

Ruise Bについて

Ruise Bはアフリカ伝統インテリア＆アート・バッグ・アクセサリを生産開発するフェアトレードブランドです。ひとつひとつすべて手編みされた、力強く印象的な美しいルワンダバスケットとの出会いから、2009年に生まれました。ジェノサイドで夫を失い、バスケットを編みながら女手一つで2人の子どもを育てる「Louise」とルワンダ：Rwandaの「R」を冠し、彼女たちがつくるバスケット：Basketの「B」を合わせ、Ruise Bというブランド名としています。
URL：https://www.ruiseb.jp/

※1　スペシャルティコーヒー
カップのなかで、生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されたコーヒーのこと。
通常コーヒーは先物取引であらかじめ値段が決められるが、スペシャルティコーヒーは品質本位で都度価格を決め取引を行う。なお、ドリップポッドのスペシャルティカプセルの多くのラインアップにおいては、信頼関係を構築した農園主から直接仕入れを行い、自社で焙煎・製品化まで行うことで、確かな品質のコーヒーをお客様にお届けする。

※2　一村一品運動
村単位で特産品を育て、地域経済を活性させることで貧困を減らそうというJICA（国際協力機構）の取り組み。ソブ村からはコーヒーが対象品として選ばれた。