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コーヒーは悪魔の飲み物

アラビア半島で広く飲まれるようになったコーヒーが、ヨーロッパへと伝わったのは1600年ごろのこと。
しかし、イスラムの国からやってきたこの黒い飲み物のことを、「悪魔の飲み物」「コーヒーを飲むと悪魔にとり憑かれてしまう」と恐がる人たちもいました。
そんな中、コーヒーを一口飲んだ当時のローマ教皇クレメンス8世は「こんなおいしいものをキリスト教徒が飲まないのはもったいない」と、コーヒーに洗礼を施し、キリスト教徒の飲み物として認めたのでした。