ホンジュラス

ホンジュラスは中米に位置し、かつてはマヤ文明が栄え、現在も世界遺産として当時の遺跡を観光することができる。コーヒーやバナナをはじめとした農業が盛んで、東西にのびる2,000m級の山脈沿いにコーヒー産地が集中している。標高が高いことによって昼夜で適度な温度差があり、コーヒー栽培には最適の環境を備えている。中米の名産地のひとつだ。

そんなホンジュラスでは、女性によるコーヒー栽培を支援する活動が行われている。

NO ジェンダーギャップ

コーヒー農家の多くでは、まだまだ女性の立場が弱く、女性が責任あるポジションに就くことや大きな仕事を任せられなかったりと女性の社会進出が進んでいない現状が見受けられる。そんな現状に対して、女性が農園業務に従事し、収入を得ることで、「コーヒーの品質向上」「子どもたちへの教育」「家庭内での地位向上」など様々な面でポジティブな効果が得られるのではないかという期待も高まっている。

そんなジェンダーギャップに対して、腰をすえてじっくりと取り組もうとするのが、IWCA（International Women’s Coffee Alliance）という団体だ。コーヒーの生産に携わる女性の生産技術向上と地位向上、持続可能な社会生活の実現を目的として、2003年にアメリカで設立。現在、32か国に支部を展開しており、日本支部は2015年に消費国初の支部として設立された。

IWCAの活動のキーワードとして、“When women are empowered, communities thrive～女性がエンパワーメントされると、コミュニティは繁栄する～”を掲げている。

女性のコーヒー生産技術や意識改革のトレーニング、リーダー人材育成等の活動を実施するほか、女性グループのコミュニティを作ることで、情報交換の場が生まれ、農園の生産性が向上することを図る。労働に見合った報酬を得て、女性が貯金するシステムを作り、その資金を子どもたちの健康や教育のために使うことで生活レベルを向上させることに取り組んでいる。

購入するという支援運動

UCCは、IWCAの理念に賛同し、女性の地位向上の活動を応援している。
また、この他にも多岐にわたってサステナビリティ活動を行っている。
UCCのサステナビリティ活動はこちら。