豆
タイプ
0(ゼロ)を1(イチ)にするというのはやはり偉大な行為だ。
フットボールが誕生したイングランド然り、ロックンロールが生まれたアメリカ然り。やはり競技にせよ、文化にせよ、ある物事が生まれた場所は、それ相応の敬意と羨望を集めることとなる。
コーヒーについては、諸説あるものの、エチオピアが〝コーヒー発祥の地〞であるというのが定説だ。こんな伝説がある。
ヤギ飼いのカルディが、ヤギが興奮して飛び跳ねることに気づき、修道僧に相談して原因を探ってみたところ、赤い実を食べたことがきっかけだと判明する。試しにその実を茹でて飲んでみたところ、なんとも気分が爽快になったではないか。
この赤い実こそがコーヒーの実で、人間によるコーヒー飲用の始まりとされている。ちなみに“コーヒー”という呼び名はエチオピアにあったコーヒーの産地カファ(Kaffa)がアラビア語に取り入れられたという説もあり、エチオピアはまさにコーヒーの母国なのだ。
コーヒーのルーツとしてだけでなく、エチオピアはコーヒー栽培に最適な環境が整っている。
国土のほとんどが高地にあたり、月の平均気温は20度前後とちょうどいい。雨量もしっかりある。事実、エチオピアでは農園だけでなく、野生のコーヒーの木が自生するエリアもある。世界的にも珍しいことだが、それくらい気候や風土がコーヒー栽培にあっているということなのだ。
名産地としてだけでなく、コーヒーを楽しむ文化もエチオピアにはしっかりと根付いている。
エチオピアの人々はコーヒーを作り、そして飲むという根っからのコーヒーラバーでもある。例えば高層ビルなど近代建築が立ち並ぶ首都をはじめとした都会では、街角にはカフェが多く軒を連ね、観光客だけでなく、地元民がコーヒー片手に談笑する姿が見られる。かたや地方に行っても露店のコーヒーをカジュアルに楽しめるので、どこに行ってもコーヒーには事欠かない。
ドリップ、エスプレッソ、コーヒー豆を煮出したりと抽出方法も多種多様。日本人に珍しいところでは、ティナダムと呼ばれる、ミントのような清涼感のあるハーブを入れることで爽やかな飲み口にする場合もある。
そして、何と言っても独特なのが、“カリオモン”と呼ばれる、女性が中心になって行われる儀式だ。英語では“コーヒー・セレモニー”と呼ばれ、日本の茶道のように手順を踏んでコーヒーを飲む、コミュニケーションの場として機能している。
豆を客前で炒るところからスタートし、炒り上がったら臼と杵ですり潰す。それを沸騰したお湯が入ったジャバナと呼ばれるポットに直接入れ煮出してコーヒーとして提供する。ポップコーンをお菓子として同時に出すのも一般的。計3杯飲むのが正式なスタイルで、終了まで2時間近くかかることもあるそうだ。
なんと贅沢なコーヒータイムの楽しみ方だろう。
幾世紀の時を超えて、世界中で飲まれるようになったコーヒー。時には、そのルーツであるエチオピアに思いを馳せながら、“カリオモン”とまではいかないだろうけど、ゆっくり時間をかけて飲みたいものだ。
豆
タイプ
豆
タイプ
粉
タイプ
ワン
ドリップ
ワン
ドリップ
【内容】ホンジュラス ウーマンズコーヒーブレンド、ブラジル ベレーダ農園ブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンド、コロンビアブレンド、ザンビア完熟手摘み珈琲、炭焼珈琲
インス
タント
ワン
ドリップ
【内容】ホンジュラス ウーマンズコーヒーブレンド、ブラジル ベレーダ農園ブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンド、コロンビアブレンド、ザンビア完熟手摘み珈琲、炭焼珈琲
ワン
ドリップ
【内容】ホンジュラス ウーマンズコーヒーブレンド、ブラジル ベレーダ農園ブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンド、コロンビアブレンド、ザンビア完熟手摘み珈琲、炭焼珈琲
ワン
ドリップ
【内容】ホンジュラス ウーマンズコーヒーブレンド、ブラジル ベレーダ農園ブレンド、モカブレンド、キリマンジァロブレンド、コロンビアブレンド、ザンビア完熟手摘み珈琲、炭焼珈琲
豆
タイプ
ワン
ドリップ
ワン
ドリップ
ワン
ドリップ