コロンビア

colombia

アンデス山脈が育む
名産地

南米大陸の北西に位置する国、コロンビア。

その名は、大航海時代に新大陸を発見した探検家クリストファー・コロン(コロンブス)に由来し、「コロンの地」という意味が込められている。

多様な気候と地形に恵まれたこの国は、世界有数のコーヒー生産国としても知られている。

アンデスの風土によって育まれる良質なコーヒー

コロンビアの国土は日本のおよそ3倍。 東部には、ブラジルにもつながる広大なアマゾン熱帯雨林が広がっている。 一方、西部は太平洋に沿ってアンデス山脈が縦断。 標高の高い地域は、理想的なコーヒー栽培環境が整っている。

⾼地では昼夜の寒暖差が大きく、それによりコーヒー豆にやわらかな甘みがもたらされる。 また⽕⼭灰を多く含んだ肥沃な⼟壌が広がっており、保⽔性に優れているため、乾季でも植物にしっかりと栄養を与えることができるのだ。

そして雨季と乾季があることも、コーヒー栽培に適した気象条件である。 雨季はコーヒーの実を成長させ、乾季に実を収穫して乾燥させる。 コロンビアは地域によって、雨季と乾季の時期が異なるため、1年を通じて新鮮なコーヒーを収穫できる。 この豊かな自然条件により、美味しいコーヒーを育てることができるのだ。

多様性に富む人々と文化

首都ボゴタを中心に、5,000万人を超える人々が暮らすコロンビア。

その文化は、先住民、ヨーロッパ系、アフリカ系、さらに中東系など、多様なルーツによって構成されている。

リズムにあふれた音楽や色とりどりの民族衣装も多種多様である。 食卓では、主⾷の⽶のほか、とうもろこし粉でつくる「アレパ」と呼ばれるパンもよく食べられている。 また小麦粉とチーズを混ぜたものを揚げた「ブニュエロ」は、コロンビア人の定番のおやつである。

コロンビアが誇る「文化」としてのコーヒー

アンデス山脈の中部に広がるコーヒー地帯の一部が、2011年「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」として、ユネスコ世界文化遺産に登録された。

急峻な⼭の斜⾯を切り開き、100年以上もの間、人々が自然と向き合い、急峻な山の斜面でコーヒーを育て続けてきた営みと、独自の文化が築かれたことが高く評価されたのだ。

また、観光地としても注目を集めるのが、キンディオ県モンテネグロにある「国立コーヒー公園」。 年に100万人以上が訪れ、多くの人がコロンビアコーヒーの魅力を体感している。

コーヒー大国が生んだ、奥深い一杯

コロンビアの家庭を訪れると出てくるコーヒー。 コーヒーでもてなすのが、この国のおもてなしの基本。 やわらかな甘みと深いコクが特長であるコロンビアのコーヒーを皆で楽しむ日常がある。

日常の一杯でありながら、どこか誇らしさを感じさせる味。 それが、コロンビアコーヒーの魅力なのかもしれない。 カップの向こうに広がるアンデスの風景を思い描きながら、ゆとりある上質なひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。

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