2024年8月23日（金）・24日（土）・30日（金）の3日間、三菱鉛筆による体験型空間「o-i STUDIO」（東京都品川区）にてUCC×三菱鉛筆の自由研究企画「コーヒー×文房具でアップサイクル！夏休み親子体験イベント」が実施されました。

メインのイベント体験として、三菱鉛筆が提供する水性サインペン「POSCA」を使ってトートバッグにイラストを描き、コーヒー染めをすることで、世界でひとつのオリジナルトートバッグを作るワークショップが行われました。

その前に、講義として「コーヒーってなんだろう？」というコーヒーの基礎知識やコーヒーの社会課題として気候変動の影響によりコーヒー栽培に適した土地が減ってしまう「コーヒーの2050年問題」などを取り上げ、お子さまでも楽しんでもらえるようクイズ形式で講師がお伝えしました。
コーヒーについて年齢を問わず楽しんで学べる内容で、講義内ではリアクションもたくさん見られました。

イベントはその後も続き、UCCの研究開発部門からは抽出後のコーヒー粉が持っている力を紹介する講義が行われました。抽出後のコーヒー粉が将来、新たな技術に活かされるかもしれないというお話には、参加者から驚きの声もあがっておりました。
また、抽出後のコーヒー粉は活性炭並みに細孔があることから脱臭効果も期待されるため、イベントではコーヒー脱臭剤作りも紹介されました。UCCグループが展開するカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」の使用後のコーヒーポッド（抽出後のコーヒー粉が入ったもの）にPOSCAでお絵かきをして、そのまま脱臭剤として使えるようお持ち帰りいただきました。最後まで夢中でお絵描きをしているお子さまもいらっしゃいました。

参加者からは「抽出後のコーヒー粉をこうやって簡単に再利用できるのは知らなかった」などといった感想をたくさんお聞きでき、環境問題やサステナブルについて楽しく親子で体験できた、という点において非常に満足度が高いイベントとなりました。

UCCは国内唯一のビーチサンダル製造メーカーTSUKUMO社とコラボし、抽出後のコーヒー粉を活用したアップサイクルビーチサンダル開発の協力を行いました。
このアップサイクルビーチサンダルは、上島珈琲店から排出された抽出後のコーヒー粉を活用して作られています。

開発当初、抽出後のコーヒー粉は、なかなかゴムになじまず、十分な強度が得られないなどの課題がありました。その後、試行錯誤の末、食べるスタイルのコーヒーYOINEDにも取り入れた凍結粉砕技術を応用した結果、比較的高い配合率ながらも充分な強度を有するビーチサンダル素材が完成しました。

完成したアップサイクルビーチサンダルは、TSUKUMO社公式オンラインサイトで数量限定で販売されています。（価格：税込 3190円）

シンプルながらも、作り手のこだわりが詰まった抽出後のコーヒー粉を活用したアップサイクルビーチサンダルです。是非多くの方にご着用いただければ幸いです！