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2026.09.09
UCCグループは、ネイチャーポジティブにおいて戦略的に取り組む生産国の1つであるベトナムにてコーヒーの再生農業プロジェクトを開始しました。今年4月より始まった今回のプロジェクト。取り組みの背景や内容、プロジェクト関係者からのメッセージなどに関してご紹介したいと思います。

ベトナムでは、近年、気候変動による気温上昇や降雨パターンの変化に加え、土壌の健全性低下や生産コストの上昇が深刻な課題となっています。
これらの環境変化は、コーヒーの収量・品質だけでなく、生産者の経営基盤をも脅かしており、将来にわたる安定調達のためには、生産性向上と環境負荷低減を両立する新たな生産モデルの構築が急務となっています。
この課題の解決に向けて、サステナブルなコーヒー調達パートナーであるECOMグループのベトナム法人Atlantic Commodities Vietnam Ltd. (ACOM)と協働し、ベトナムにて再生農業の導入を進めるプロジェクトを開始しました。
再生農業とは単に「環境への負荷を減らす農業」ではなく、農地の土壌・生態系・水循環などを積極的に回復・改善しながら、生産を続けていく農業の考え方です。代表的な取り組みとして、堆肥・有機物の投入、アグロフォレストリー、農薬の使用削減・適正化、土壌の保水力向上などが挙げられます。

現地生産者とのネットワークや農業技術支援に関する知見を有しているACOMと協働して、現地にパイロット農園を設置し、再生農業の実践および効果検証を進めます。
具体的には、日よけとなる「シェードツリー」や地面を覆う「カバークロップ」の導入、および「バイオ炭」を含む有機堆肥の施用などを実施。気候変動による環境ストレスへの適応力を高め、化学肥料への依存度を減らしつつ、コーヒーの木の生育改善と収量向上を目指します。
再生農業はネイチャーポジティブとの相性がとてもよく、土壌や地上の生物多様性を回復させる効果が期待できます。また「バイオ炭」の施用は化学肥料の低減にもつながるので、結果的にCO2の削減も目指すことができます。
UCCグループは「2040年までにカーボンニュートラルの実現」を目指すにあたり、コーヒー産業における温室効果ガス排出の多くを占めるコーヒー農園からの排出削減も重要視しています。バイオ炭の施用や化学肥料の削減を通じて、サプライチェーン内で温室効果ガスの排出削減・吸収を推進する「カーボンインセット」のモデルも検証する予定です。パイロット農園で得られた知見は地域の生産者へも共有し、地域全体のレジリエンス向上に貢献していきます。
この草分け的なプロジェクトは、ベトナムにおけるサステナブルなコーヒー調達のためのECOMとUCCの関係性を強化する素晴らしい機会です。このプロジェクトでは、今後数年間で拡大可能な二酸化炭素排出削減の取り組みを記録していきます。私たちは、コーヒーのサプライチェーンにおける二酸化炭素排出量の削減に注力し、UCCのネットゼロ目標の達成に貢献してまいります。
世界有数の生産国であるベトナムは、日本のコーヒー文化にとって、切っても切れない特別なパートナーです。UCCグループでは、これまでに現地事務所の開設や品質コンテストの開催を通じ、品質向上に向けて深くコミットしてきましたが、その関係性は今、環境価値を共に生み出す段階へと変化しています。 ECOMおよびACOMとの協働を通し、生産国と消費国がお互いにwin-winの関係を築けるような取り組みを推進してまいります。
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UCCはコーヒーが今後も飲み続けられる環境を守るために、ネイチャーポジティブやカーボンニュートラルにつながるこの取り組みを進めてまいります。
▶▷ UCCニュースリリース
※「UCCサステナビリティチャレンジ」は、UCCグループのサステナビリティビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」に基づく目標の達成のため、グループ全体で日々取り組んでいるさまざまなサステナブルアクションをご紹介するコンテンツです。