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2022.05.31
2022年3月、ジャマイカで2021年10月から2022年1月にかけて開催された「UCC品質コンテスト(ジャマイカ)」の表彰式が行われました。
ジャマイカでは、2014年以来 毎年UCC品質コンテストを実施してきましたが、新型コロナウイルスの影響は大きく、一時中止となっていました。そこで今年はカッピング審査をジャマイカと日本でリモート実施する新しい手法を取り入れることで、3年ぶりに開催が可能となり、規模は縮小したものの、表彰式も行うことができました。(※右写真:日本でのリモート審査の様子)
ジャマイカのブルーマウンテン地区では、小さな農家が地域でコミュニティを作りコーヒーで生計をたてているため、品質コンテストも地域単位で出品を募っています。今回コンテストに参加したのは5つのコミュニティでした。その中で1位のコーヒーに選ばれたのは、セトルメント(Settlement)です。ラズベリーを思わせる香りとクリーミーで柔らかな口当たりや甘い余韻が評価され、賞品として肥料500㎏が贈られました。
引き続き、UCC品質コンテストを通じ、さらなる品質向上と持続可能なコーヒー産業の発展に貢献していきます。
特定の産地におけるコーヒー生産者の方々を対象にした、コーヒーの味・香り・品質に関するコンペティションのことです。
(コンテスト正式名:UCC QUALITY CONTEST -Helping build a sustainable future-)
UCC品質コンテストは、コーヒークライシス*を機に、2001年にブラジルのエスピリットサント州で初めて開催されました。これまで7ヶ国で開催実績があり、開催20周年を迎えた2021年からは、コーヒーの品質だけでなく、サステナブル項目も評価に加え、よりサステナビリティ視点を強化した内容にリニューアルしています。コンテスト上位入賞者には、開催国の事情に応じた副賞も贈呈されます。
このコンテストは、トップオブトップを目指すのではなく、全体的なベースの品質のレベルアップを目指すものです。生産者にはモチベーション向上、UCCには上質なコーヒー豆の安定的な調達に繋がり、ビジネスパートナーとしての関係強化にもつながるなど、生産者とUCCはwin-winな関係を築いています。
(*コーヒークライシスとは2001年に起きたコーヒー相場の大暴落のこと)
※「UCCサステナビリティチャレンジ」は、UCCグループのサステナビリティビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」に基づく
目標の達成のため、グループ全体で日々取り組んでいるさまざまなサステナブルアクションをご紹介するコンテンツです。