UCC Sustainability ChallengeUCC サステナビリティチャレンジ

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2024.04.12

UCCにおける水素を熱源として焙煎したコーヒーの取組みが進んでいます!

UCCグループは、2025年のUCC富士工場における水素を熱源とする大型焙煎機導入・運転開始に向けて、日々水素で焙煎したコーヒーの取組みに注力しています。
▶▷ UCCサステナビリティチャレンジ「UCC富士工場に水素を熱源とする大型焙煎機の導入が決定」

今回は、2024年1月に行われた東京都主催の「水素でかわるHANEDA 未来展」、2月に東京国際フォーラムで開催された「サステナブル・ブランド国際会議」、3月に行われた山梨県主催の「やまなしミライエネルギーフェス2024」と埼玉県にあるイオンレイクタウンで開催された「第9回東北フェア」における福島県浪江町PRブースにて水素を熱源として焙煎したコーヒーを提供しました。特にイオンレイクタウンのイベントでは初めて水素関連のイベントや展示会ではない商業施設でのご提供となり、新たな気づきなども見えてきましたのでその内容も含めてご紹介したいと思います。

東京都主催「水素でかわるHANEDA 未来展」

「水素でかわるHANEDA未来展」は、東京都主催で2024年1月20日(土)、21日(日)に羽田空港第2ターミナルで行われました。水素について楽しく学び、水素関連の技術を身近で感じ、水素でかわる羽田エリアの未来を体感できるイベントとなっておりました。
UCCはイベント当日に水素を熱源として焙煎したコーヒーとイベントには親子連れも多くいらっしゃったためお子さまでも飲めるようにミルクコーヒーをご提供しました。

水素を熱源として焙煎したコーヒーは2日間で計388杯ご提供させていただき、飲用してくださったお客さまからは「味覚的にはすっきりでおいしい・飲みやすい、ブラックが苦手でも飲める」といったお声を多数いただきました。
また「水素で焙煎ってどういう意味なの?」など自発的に質問して来てくださる方もいらっしゃり、興味関心の高さを伺えました。

サステナブル・ブランド国際会議 @東京国際フォーラム

「サステナブル・ブランド国際会議」は、2024年2月21日(水)、22日(木)に東京国際フォーラムで開催されたサステナブル関連では最大規模の国際会議です(世界10ヵ国で開催、日本では8年目)​。UCCグループからも2名がパネルディスカッションに登壇し、UCCグループのサステナビリティ推進や水素利用の取組みについてお話させていただきました。
そのサステナブル・ブランド国際会議の展示ブースにて水素を熱源として焙煎したコーヒーの取組み内容についてもパネルにてご紹介し、出展企業やご来場のお客さまを対象に水素で焙煎したコーヒーをご提供しました。

試飲は2日間で計600杯ご提供でき、水素を熱源とした焙煎の取組みについてはご来場のお客さまの感心・興味度も非常に高かったです。
今回、サステナブル・ブランド国際会議という先進的なサステナビリティの取組み紹介が行われる場で、UCCグループの水素利用や水素で焙煎したコーヒーについてご紹介できたということは、UCCグループの水素に関する取組みを広く伝えていくための大きな一歩になったと考えております。

山梨県主催「やまなしミライエネルギーフェス2024」

「やまなしミライエネルギーフェス2024」は、3月9日(土)に山梨県が取組む再生可能エネルギーの電力から水とグリーン水素を製造する「P2G(パワー・ツー・ガス)システム」の研究拠点である甲府市・米倉山の「米倉山次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ(Nesrad)」を舞台に開催されたイベントです。UCCはイベント当日の企画の1つとして、水素を熱源として焙煎したコーヒーをご来場のお客さまへ提供いたしました。

当日は、コーヒー計350杯(来場者数700名)をお客さまに飲んでいただきました。飲用いただいたお客さまからは「水素焙煎すると美味しくなるの?」といった質問が多く寄せられ、水素で焙煎したコーヒーに関心を抱いてくださる方もたくさんいらっしゃいました。

イベントでは、トヨタさまや山梨大学さまなど、他企業や団体のブースもあり賑わっておりました。水素で焙煎したコーヒーをお客さまにより身近なものとして感じてもらうためには官民・業界を超えた活動が不可欠となってきます。今回のようなイベントを通して、より多くの方に水素で焙煎したコーヒーについてお伝えしていければと考えております。

「第9回東北フェア」福島県浪江町PRブース @イオンレイクタウン

山梨県同様、水素に注力している福島県浪江町よりお声掛けいただき、イオンリテール㈱北関東カンパニーさまの「第9回東北フェア」にてUCCの水素を熱源として焙煎したコーヒーをご提供させていただきました。
3月9日(土)と10日(日)の2日間、フェア内の福島県浪江町PRブースにて水素で焙煎したコーヒーをご提供し、計510杯をお客さまにご提供しました。

イベントでは、コーヒーに興味のある方が立ち止まって水素を熱源とした焙煎について話を聞かれる方が多かったです。お客さまからは「そもそもコーヒーって焙煎することを知らなかった」「水素が熱源になることを知らなかった」などというお声をいただきました。

しかし、今回のイベントのお客さまは普段の買い物に来ているごく一般の消費者で、水素や環境課題に関する興味関心はやはり水素関連のイベントや展示会と比較すると低い印象でした。水素自体に疑問を浮かべる方も多く、なぜ水素が環境に良いのか、実は水素は身近なものだといった背景を含めてお伝えする必要がありました。

このように、水素で焙煎したコーヒーの普及については興味関心を寄せてくださっている方も多くいらっしゃる一方で、一般的な普及にはまだまだ認知率が低いこともあり、水素の魅力や重要性を継続してお伝えしていかなければならないという気づきや発見も見えた機会となりました。

今回のように様々なイベントや国際会議、また商業施設などにおいて水素で焙煎したコーヒーをご提供・ご紹介をすることで、少しでも多くの方にUCCの水素における取組みを知っていただけたらと考えております。
UCCグループは今後もさらなる水素を熱源として焙煎したコーヒーの認知拡大・販売に向けて継続的に活動を努めてまいります。



※「UCCサステナビリティチャレンジ」は、UCCグループのサステナビリティビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」に基づく目標の達成のため、グループ全体で日々取り組んでいるさまざまなサステナブルアクションをご紹介するコンテンツです。

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