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2025.03.28
UCCグループの1つである株式会社ユニカフェは、「2040年までにカーボンニュートラルの実現」という目標に向けて、コーヒー豆の焙煎にCO2排出量が比較的少ないとされる LNG(液化天然ガス)を使用したり、工場の屋根の一部に太陽光発電パネルを設置したりするなど、これまで様々なCO2削減の取組みを行ってきました。
昨今ガソリン価格が高騰し、車通勤する社員の通勤コストが課題に挙げられる中、ユニカフェはこの課題解決だけではなく、CO2削減の取組みにもつながる企業×社員向け通勤用 EV(電気自動車)サブスクサービス「Hakobune」を導入しました。今回はユニカフェが実施している従来の通勤様式を変える新たな取組み内容についてご紹介します。
Hakobune は、EVと職場充電環境を、セットで企業に提供する新たなサブスクサービスです。社員は福利厚生としてEVを貸与され、通勤に用いることができます。
また勤務時間に職場充電が可能なため自宅でEVを充電する手間や負担も軽減されます。
さらに、サブスクの固定額には自動車保険料や車検代、自動車税なども含まれており、プライベートで利用することも可能です。Hakobuneは従来のクルマ通勤の当たり前を変え、「サステナブルな」通勤ライフを実現可能にする新発想のサービスです。
また、Hakobuneは日経新聞主催『NIKKEI脱炭素アワード2024』 においても大賞を受賞しています。
▶▷ 株式会社Hakobune HP
Hakobune導入にあたり、今回ユニカフェの神奈川総合工場にEV充電器10 基の設置と、三菱 eKクロスEVが納車されました。神奈川総合工場では、7割以上の社員が車で通勤をしているため、社員のマイカーの維持にかかる経済的負担軽減につながると考えています。ガソリン車とEVの燃料費を比べると、充電に要する電気代もガソリン代の約1/3に収まります。
また、今回のサービスを導入することで、GHG排出量のScope1とScope2に加えて、間接排出量を示すScope3の「雇用者の通勤」(カテゴリー7)の削減が実現でき、企業としても脱炭素に貢献できます。さらに、EVは「走る蓄電池」とも称され、有事の際のBCP対策としても重要な役割を果たすと考えています。
Hakobuneを導入することにより、社員のマイカーの維持にかかる経済的負担を軽減することができるだけではなく、同時に脱炭素化の取組みを推進することにもつながります。
これまで、通勤に使用していた自動車を家族と共同で使用していましたが、利便性を考え2台目の乗用車購入を検討していたところ、神奈川総合工場へのHakobuneの導入が決まり、個人でガソリン車の新車を購入するのではなく、HakobuneのEVの利用を決めました。
Hakobuneは、保険料、税金、車検、車庫証明、スタッドレスタイヤなど、個人で手続きすると煩雑な手続きをすべて含んだサービスですので、自分でガソリン車を購入して乗り続ける場合の維持費と比べても、リーズナブルに利用できるところが魅力だと感じています。
また、EVはアクセルの加減速が感覚通りにでき、乗り心地も最高です。自宅に充電設備が無く、EVは無縁と考えていましたが、出勤時に職場で充電できるため全く問題なく利用できています。
HakobuneのEVを利用することで、毎日の通勤が快適になり、環境にもやさしいこの取り組みが、今後さらに広がっていくことを期待しています。
▶▷ 株式会社ユニカフェ ニュースリリース
※「UCCサステナビリティチャレンジ」は、UCCグループのサステナビリティビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」に基づく目標の達成のため、グループ全体で日々取り組んでいるさまざまなサステナブルアクションをご紹介するコンテンツです。