仕事を知る /
研究開発職

01

誰よりもコーヒーに詳しい
スペシャリストになりたい

R&D本部 製品開発部 飲料設計チーム 岩本 真輝

2015年入社

コーヒーなど飲料製品の中身配合の設計をしております。具体的には製品の味づくりや品質に問題がないかを検証しています。コーヒー飲料製品の開発といっても、豆のブレンド、焙煎、抽出、殺菌など多岐にわたる様々な工程があります。たとえば同じコーヒー豆でも、焙煎方法や抽出方法を変えるだけで、まったく違う味に感じます。それぞれの工程において日々検証を積み重ね、分析していくことでようやく目標としている製品につながります。

仕事のやりがいは自分が納得のいく製品を開発し、「おいしい」と言われたときです。新製品の開発に携わった際、今までで一番おいしいコーヒー飲料を開発するにはどうしたら良いのか試行錯誤しました。なかなか思うような香りや味をつくることができず悩んでいたそんなとき、多くの方に協力していただきました。海外の製品を取り寄せ、スペシャリストの方に試飲していただき、ようやく少しの変化の気づきをいただきました。その積み重ねで自分でも一番おいしいと思える製品をつくることができたと思っています。

学生時代からコーヒーやカフェが好きで、コーヒーについてカップから農園まで幅広く取り扱っているUCCに非常に魅力を感じました。それぞれの分野でプロフェッショナルがいるので、協力し合うことで、自信と愛着をもって製品に関わることができると感じたことが入社の決め手です。

将来は誰よりもコーヒーに詳しいスペシャリストになりたいです。研究分野だけではなく、さまざま部署や仕事を経験し、最終的に製品に落とし込んで、今までになかった製品を作りたいと思っています。
一生懸命に勉強し、社内資格のコーヒーアドバイザーを取得しました。その後、ガテマラ産地研修にも参加させていただき、コーヒーに対してよりいっそう情熱がでてきました。まだまだ勉強することはあり、今後もコーヒーに関する様々な資格を取得したいと考えております。

02

コーヒーの健康効果を求めて

R&D本部 研究開発部 有木 真吾

2017年入社

ひと昔前まで「コーヒーは健康に悪い」というイメージを抱いていた方も多いと思います。 しかし、今では"コーヒーを飲む人は飲まない人よりも総死亡リスクが低下する"と判明しており、コーヒーは健康に良い飲料として期待されています。
では、健康機能性に寄与する成分は何なのか、具体的にはどのような効果をもたらしてくれるのか。
コーヒーの新たな価値提供を目的として、コーヒーから成分を特異的に抽出し、細胞試験やヒト試験から、その機能を明らかにする研究を行っています。 おいしさに妥協しない私たちは、1杯のコーヒーにある健康効果も妥協せず追い求めています。

研究過程で新たに発見した内容は論文として、学会誌に投稿します。私たちのグループでは先行研究があまり無いようなテーマに挑戦し、その中で見出した結果を論文として投稿し、学会誌に掲載されました。製品造りから得られるやりがいとは異なりますが、学術的な視点から自身の研究が有意義な内容であると認められることは、(僭越ながら)研究者としての誉れであると感じました。さらに、その健康機能性は機能性表示食品として販売されており、研究から製品化までの一連の流れの中で自身の役割を遂行できたことが、大変である分だけ達成感に繋がりました。

UCCでは「カップから農園まで」一貫したビジネスモデルを展開しています。そのため、サプライチェーンのいずれにも携わることが出来るチャンスがあり、将来的な選択肢を広げてくれます。就職活動時は「今までの知識・経験を活かしたい」と漠然とした想いを抱いていましたが、UCCはその願いを叶えてくれるフィールドだと感じ入社を決めました。

将来は「あの人に聞けばよい」と言われる、博識な研究者や指導者になりたいと考えています。 コーヒー専業メーカーだからこそ、コーヒーの深い知識を求められることがあり、私の上司は「頼られる人」として各所方面からの意見を求められています。
人間関係も商売も「信頼」が根底にあると考えているため、ただ業務を遂行するだけでなく、指示・期待された内容+αで返すことを心掛けています。主体的に取り組むことで知識・経験として身につき、目指すキャリアビジョンに近づけると考えます。
また、資格取得から業務関連の知識を増やし、経済などにも目を向けることから幅広い視野を持てるように意識しています。

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