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2024.04.22
UCCグループで外食事業を担当するユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社が運営している「上島珈琲店」では、これまでプラスチック資材の削減やフードロスの削減、リユースグッズ・マイタンブラーの利用促進など、様々なサステナビリティの取組みを進めてきました。
▶▷ 上島珈琲店が取り組むサステナビリティ
その上島珈琲店で、今回新たに以下2つの取組みが開始されましたのでご紹介したいと思います。
2024年3月より、上島珈琲店ではUCCグループの「サステナブルなコーヒー調達」の基準を満たしたコーヒー豆への切り替えを開始しました。全国の上島珈琲店でご提供しており、店内にはUCCグループが独自で制作した「サステナブルなコーヒー調達」(左画像)ロゴも掲載しています。この「サステナブルなコーヒー調達」ロゴが外食店舗で掲載されるのは初の取組みとなります。
この取組みは、「2030年までに自社ブランドのコーヒー豆を100%サステナブルなコーヒー調達に」というUCCグループの目標においても大きな前進となります。
▶▷ UCCグループ サステナブルなコーヒー調達ページ
上島珈琲店の定番商品である、ネルドリップコーヒーやミルク珈琲をはじめ、期間限定の珈琲でも「サステナブルなコーヒー調達」の基準を満たしたコーヒーをお楽しみいただけますので、是非店頭にてお楽しみください。
今回ご紹介するもう1つのサステナブルな取組みとして、「上島珈琲店ブレンド」の抽出後のコーヒー粉(コーヒーグラウンズ)をアップサイクルしたトレイの導入を開始しました。上島珈琲店の店内をご利用されるお客さまに、上島珈琲店のサステナブルな取組みに触れ、体験していただけるようになっております。
上島珈琲店では、以前より抽出後のコーヒー粉の廃棄に関して課題を感じており、これまでも上島珈琲店の一部店舗においては分別回収の上、飼料としてリサイクルを行ってきました。それと同時に、数年前より抽出後のコーヒー粉をアップサイクルして新たに価値を生み出せないかという検討も重ねておりました。
アップサイクルをして生まれ変わらせるにあたって、お客さまが実際に手で触れて取組みを感じられるものが良いのではという結論に至り、今回抽出後のコーヒー粉を再利用したトレイを製造することになりました。
トレイの製造にあたり、見た目からもコーヒー粉が入っているのが分かるように樹脂との配合率や成型などの調整を重ねてきました。20回以上の試作を行い、ようやく抽出後のコーヒー粉を30%配合した素材から製造したアップサイクルトレイが完成し、この度店舗への導入が実現しました。
このアップサイクルトレイはデザイン面においてもこだわっています。
上島珈琲店の家具ならびに店舗内装を手掛ける協力会社と、上島珈琲店の設計デザイナーが協力し、上島珈琲店で使用する柳宗理のカップや上島珈琲店の家具サイズを基に算出した黄金比で計画し、スタイリッシュで重厚感のあるデザインに仕上げております。また、染料による着色は行わず、コーヒー豆自体の味わいを感じられる風合いにしました。
今回のアップサイクルトレイは全国の上島珈琲店30店舗に先行導入し、これにより本来捨てられるはずだった約0.8tのコーヒー粉が生まれ変わり、店舗で使用されることとなります。また、トレイも再度溶解し成型しなおすことで、素材としても繰り返し使用することができるため持続的な循環が可能となっております。
今回新たにご紹介した上島珈琲店におけるサステナビリティの取組みからも分かるように、上島珈琲店ではコーヒー豆の調達から抽出後のコーヒー粉の利活用という廃棄に至るまで、まさにサプライチェーンの上流~下流におけるサステナブルな取組みを包括的に行っております。
UCCグループの外食事業を担当するというお客さまからも非常に近い立場での取組みになりますので、様々な上島珈琲店のサステナビリティに関する取組みを是非店頭にて体感していただければ幸いです。
▶▷ Do well by doing good「上島珈琲店のオリジナルブレンドがサステナブルな一杯にチェンジ!」
▶▷ UCCサステナビリティチャレンジ「全国の上島珈琲店にて"Food Hope Project"を開始!」
※「UCCサステナビリティチャレンジ」は、UCCグループのサステナビリティビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」に基づく目標の達成のため、グループ全体で日々取り組んでいるさまざまなサステナブルアクションをご紹介するコンテンツです。