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2025.09.08
UCCグループの1つであるサッポロウエシマコーヒーは、札幌三越と札幌市と協働し、8月4日~8月11日の8日間、期間限定イベント「Taste the Future –未来を味わう水素焙煎コーヒー体験会」を実施しました。
官×民の異業種間コラボとなった今回のイベントは、大盛況で多くの方に水素焙煎コーヒーの魅力や美味しさをお伝えすることができました。今回はこのイベントについて、実施の背景や様子、体験者の感想などをご紹介したいと思います。
今回のイベントは環境先進都市として知られている札幌市にサッポロウエシマコーヒーが水素焙煎コーヒーをご紹介した際、その魅力にご注目いただきイベント実現に結び付きました。そこに賛同いただいた札幌三越も加わり、札幌市が推進する「GX金融特区」連動イベント※の一環として、人通りの多い市内にある札幌三越の一角にてイベントを実施しました。
※GX金融特区とは、再生可能エネルギーの利用促進やエネルギー効率の向上を目指し、特定地域において規制の緩和や支援策が講じられる制度のこと。札幌市がGX金融特区に認定されたことで、多様なエネルギー関連プロジェクトを推進されることが期待されています。
イベントでは、水素焙煎コーヒーを一杯300円で販売し、ご来場者に水素焙煎の仕組みや特徴などをご紹介しました。ご来場者は水素焙煎コーヒーを飲みながら、興味深くお話を聞いてくださり、水素焙煎の魅力や美味しさを存分に堪能していただきました。
特にご来場者に関心が高かった水素焙煎のポイントは以下2つです。
① 1日2杯のコーヒーを1年間、水素焙煎のものに切り替えると、673杯で植樹1本分のCO2削減効果があること。普段飲んでいるコーヒーを水素焙煎コーヒーに切り替えるだけで、脱炭素に貢献できるというのは魅力だという声が挙がりました。
② 水素は従来の天然ガスよりも火力の調整幅が広いため、「水素焙煎ならではの美味しさ」を引き出せること。実際に水素焙煎コーヒーを飲んで、その美味しさを体験していただきました。
他にもUCC水素焙煎コーヒー製品(豆製品やワンドリップコーヒー)の物販も行い、8日間のイベントで計1,809杯分※の水素焙煎コーヒーの販売ができました。「パッケージがおしゃれでかわいいのに加え、環境に良いのは惹かれるポイントでした」などというお声もあり、物販は想定以上に多くの方にご購入いただけました。これは植樹換算すると、約2.5本分ものCO2削減効果に繋がる成果となっています。
ご来場者からは、「身近なもので環境保全に貢献できるのはとても良いよね」などのコメントをいただき、実りのある体験会となりました。
※物販実績の杯数換算分を含む
イベント期間中は、親子で楽しめるワークショップも実施しました。ワークショップは2日間(午前/午後の計4回)行い、UCCグループはコーヒー脱臭剤づくりのワークショップを、札幌市は再エネ・水素エネルギーを知る実験イベントを開催しました。
UCCグループはワークショップに加えてコーヒーや水素焙煎について紹介するセミナーも行い、お子さまには分かりやすいよう「コーヒーとSDGs forキッズ」セミナーの内容をベースにクイズを交えてお伝えしました。
大人向けには、本格的に札幌市の水素活用事例を学ぶ内容などを行いましたが、皆さん熱心に聞いていただき、「水素焙煎コーヒーって本当においしいですね!」という嬉しいお声もいただきました。
2日間で、合計58 名(うちお子さま7名)にご参加いただき、水素について身近なものとして感じていただける良いきっかけになったのではないかと考えています。
今回のイベントは、官×民の異業種間コラボとなりましたが、このイベントを通して他業種と協働すること、そしてお客さまにより分かりやすい形でお伝えすることの大切さを実感しました。
UCCグループは今後も水素焙煎コーヒー拡大に向けて、様々な協働をしながら、水素焙煎の魅力をより多くの方に伝えてまいります。
▶▷ UCCサステナビリティ水素焙煎ページ
※「UCCサステナビリティチャレンジ」は、UCCグループのサステナビリティビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」に基づく目標の達成のため、グループ全体で日々取り組んでいるさまざまなサステナブルアクションをご紹介するコンテンツです。