淹れ方の手順
■用意するもの
・コーヒー(中細挽き)1杯分あたり10~12g
・お湯 注ぐのは1杯分あたり160ml程度(カップの温めなどにも使うので多めに用意)
・ネルフィルター
・サーバー(専用の首の長いものがあると便利)
以下も用意できると便利です。
・細口のドリップポット
・デジタルスケール
・メジャースプーン
など
❶ ネルフィルターの準備をする
おろしたてのネルフィルターを使う場合は、糊やほこり、布独特のニオイを取るため、コーヒー液で20分くらい煮て、あらかじめコーヒーをなじませておきましょう。
その後、しっかりとゆすいで絞っておきます。
❷ サーバーとカップを温めておく
サーバー、そしてカップなどをあらかじめ湯煎して温めておきましょう。
抽出後のコーヒーが冷めてしまうのを防ぎ、淹れたとき飲みごろの温度になります。
❸ ネルフィルターを湯通ししてサーバへセットする
下準備の済んだネルフィルターをサーバーにセットしたら、ネルフィルターに熱湯をかけ湯通しし、乾いた布巾などで水気を切ってからもう一度セットします。
湯通ししたフィルターが冷めないよう素早く行いましょう。
※首の長い専用のサーバーがあると便利ですが、無ければネルフィルターの柄を持ちながらサーバーの上でドリップしていきます。
❹ コーヒー粉を入れる
ネルフィルターの中へ粉を入れます。
❺ お湯を用意する
沸騰したお湯が鎮まり落ち着いたぐらいが適温(92~96℃)です。
やかんで沸かした場合は、細口のドリップポットへお湯を移し替えたらだいたい適温、と覚えておきましょう。
お湯の量をコントロールしやすい細口のドリップポットを使うのがおすすめです。
❻ 「蒸らし」をする
抽出手順は、ペーパードリップと変わりません。
はじめに必ず、粉の表面にそっと少量のお湯を注ぎ、「蒸らし」をします。
20秒ほどおいて粉の中にあるガスを追い出すことで、おいしい成分を引き出しやすくする工程です。
❼ ドリップする
中心から小さく円を描くように、数回に分けて1杯分あたり160ml程度のお湯を注いでいきます。
分量のお湯を注ぎ、ドリッパーへ落ちきったらカップへ注いでできあがりです。
■お手入れについて
使い終わったネルフィルターは、鍋などを使って熱湯で煮沸します。
水洗いしてから、蓋つき容器など入れた新鮮な水に浸して冷蔵庫で保管します。
浸す水は毎日取り替えるようにしましょう。