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2024.02.27
コーヒーのバリューチェーンでは、生産、輸送、製造などそれぞれの工程で温室効果ガス(GHG)を排出しています。今回は、UCCグループが「2040年までにカーボンニュートラルの実現」という目標に向けて、国内の様々な拠点で推進している再生可能エネルギーへの切替についてご紹介したいと思います。
UCCグループでは自社からの排出において、特に工場の製造時でGHG排出が多くなるため、燃料や電力の使用量を減らす工夫をしています。
例えば、燃料の使用量を減らすため、抽出後のコーヒー粉をボイラーの燃料として使用するバイオマスボイラーを導入したり、省エネ効果の高い焙煎機(アロマスター*)を設置したりしています。
また、電力の使用からのGHG排出量を削減するため、再生可能エネルギー電力も多くの工場で利用しています。
*アロマスターとは:焙煎時に発生する熱を効果的に再利用することで、エネルギーのトータル使用量が一般的な熱風焙煎機に比べ約75%の削減を実現する、環境負荷軽減に大きく貢献できる焙煎機。
▶▷ UCC AROMASTER(アロマスター)とは?
UCCグループは全国各地に事業拠点や工場があります。GHG排出量の多い工場を中心に、積極的に再生可能エネルギー切替の取組みを推進しています。
現在、UCCグループでは事業拠点の中心となる神戸本社と東京本部に加えて、他7つの工場拠点で使用する電力を再生可能エネルギー由来の電力に切替をしています。
2023年以降の切替取組みは以下の通りです。
現在は、これらの取組みに加え、UCC富士工場に水素を熱源とした大型焙煎機の設置を予定しています。(2025年4月に稼働予定)
今年はその他にも、バリュチェーン全体でのGHG削減の対応も検討しております。
UCCグループはこれからも「2040年までにカーボンニュートラルの実現」の目標に向けて、温室効果ガス(GHG)削減の取組みを積極的に進めてまいります。
▶▷ UCCサステナビリティチャレンジ「抽出後のコーヒー粉に関するサステナブルな取組み事例」
▶▷ UCCサステナビリティチャレンジ「UCC富士工場に水素を熱源とする大型焙煎機の導入が決定」
※「UCCサステナビリティチャレンジ」は、UCCグループのサステナビリティビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」に基づく目標の達成のため、グループ全体で日々取り組んでいるさまざまなサステナブルアクションをご紹介するコンテンツです。