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〈 ベトナム式コーヒー 〉
練乳の甘さがクセになるおいしさ。
アジアの風を感じながら飲みたいエスニックコーヒーです。
【必要な器具】

《ベトナム式コーヒー用
フィルター》

《グラス》

《細口ドリップポット》
フィルターをグラスに乗せたまま提供されるユニークなスタイル。器具はアジア雑貨を取り扱っているお店などでも入手できます。また、このフィルターが乗る口径のグラスと練乳も用意します。カップではなく、グラスを使うのがベトナム式です。
【適したコーヒーと分量】
一杯分の目安は、コーヒーの粉12~15gに対し、お湯は120cc程度。金属製のフィルターは穴を開けただけになっているので、コーヒーは中挽き程度にし、細かく挽き過ぎないように注意しましょう。また、ベトナム式コーヒーに欠かせないのが練乳(コンデンスミルク)。こちらは一杯あたり、20~25gを目安にお好みで加えてください。コーヒーも濃厚なミルクに負けない濃いコーヒー液にしますので、フレンチローストなど深めに焙煎したものを使います。
【おいしい淹れ方】
❶ フィルターにコーヒーをセットする。
中ぶたを開けて、フィルターに杯数分のコーヒーを入れます。


❷ 中ぶたを締める
中ぶたを乗せネジで締めます(このフィルターは中ぶたをネジで締めるタイプです)。きつく締めすぎると抽出にかかる時間が長くなり、濃いめのコーヒー液になります。ふたの締め加減でお好みの濃さに調整してみてください。



❸ お湯を注ぎ蒸らす。
あらかじめコンデンスミルクを入れておいたグラスの上にコーヒーをセットしたフィルターを乗せ、穴の開いている中ぶたの上から、少量のお湯を注いでコーヒーを蒸らします。



❹ 抽出する。
20秒程度おいてコーヒーを蒸らしたら、残りのお湯を注いで、上ぶたをし、コーヒー液がすべてグラスに落ちきるまで待ちます。
※お店では、すでに分量のお湯を注いだ状態でテーブルに提供されることが多いようです。


❺ フィルターをとる。
抽出が終わったら、上ぶたを裏返してその上にフィルターを置きます。コーヒーとコンデンスミルクをよく混ぜてできあがりです。

Point:アイスコーヒーの場合は…
あらかじめ氷の入ったグラスを別に用意しておき、抽出後、コンデンスミルクとよく混ぜたコーヒーを一気にグラスに注いで冷やします。

グラスの縁にセットしてコーヒーをドリップするこの抽出器具は、フランスの統治下時代にベトナムに伝えられたものです。フランス文化の影響を受けているベトナムでは、カフェ・オ・レを作るときに、暑い気候でフレッシュミルクが手に入りにくかったため、代用で常温保存が可能なコンデンスミルクを使うようになったそうです。